DMMモバイルは「全プラン業界最安値」なのか確認してみた（*音声通話SIM）

当ブログ記事に記載されている金額は、2014年4月1日～2019年9月30日の消費税率8％で計算されたものが含まれている可能性があります。現時点の料金については、リンク先等を必ずご確認ください。

DMMモバイルは「全プラン業界最安値」なのか確認してみた（*データSIM）に続き、音声通話SIMについても、DMMモバイルは「全プラン業界最安値」なのか確認して..

【情報公開日】2015/09/27　【関連タグ】節約/節税通信回線節約お得

　DMMモバイルは「全プラン業界最安値」なのか確認してみた（*データSIM）に続き、音声通話SIMについても、DMMモバイルは「全プラン業界最安値」なのか確認してみます。

　やり方はデータ通信SIMと同じで、435のMVNOプランが登録されているMVNO/格安SIM比較ランキングを利用します。その中から以下の条件で抽出してみると、104プランに絞り込まれます。

定額
音声通話対応
SIMカードのみ（※端末セットなし）

　上記条件を満たす104プランを「0GB/1GB/2GB/3GB/5GB/7GB/8GB/10GB」の8つに分類してランキングしてみました。
　

0GB～ (*音声通話対応SIM・定額)		月額料金
1	@モバイルくん。「LTE 使ったぶ～んだけプラン 500MB」	800円
2	DMMモバイル「シングルコース通話SIMプランライト」	1,140円
3	@nifty「ヨドバシカメラ限定 NifMo 音声通話対応SIMカードスタートプラン」	1,180円
1GB～ (*音声通話対応SIM・定額)		月額料金
1	DMMモバイル「シングルコース通話SIMプラン 1GB」	1,260円
2	@nifty「NifMo 音声通話対応SIMカード 1.1GBプラン」	1,340円
3	BIGLOBE「LTE・3G SIM 音声通話スタートプラン」	1,400円
2GB～ (*音声通話対応SIM・定額)		月額料金
1	DMMモバイル「シングルコース通話SIMプラン 2GB」	1,470円
2	hi-ho 「LTE typeD 音声通話エントリー」	1,470円
3	So-net「PLAY SIM 音声通話対応プラン2G/month」	1,480円
3GB～ (*音声通話対応SIM・定額)		月額料金
1	DMMモバイル「シングルコース通話SIMプラン 3GB」	1,500円
2	ケイ・オプティコム「mineo for Business デュアルタイプ3GB」	1,510円
3	ケイ・オプティコム「mineo auプランデュアルタイプ3GB」	1,510円
5GB～ (*音声通話対応SIM・定額)		月額料金
1	DMMモバイル「シングルコース通話SIMプラン 5GB」	1,970円
2	U-NEXT「U-mobile 通話プラス 5GB」	1,980円
3	DiSM「U-mobile 5GB Phone+Data」	1,980円
7GB～ (*音声通話対応SIM・定額)		月額料金
1	DMMモバイル「シングルコース通話SIMプラン 7GB」	2,560円
2	ぷらら「ぷららモバイルLTE 定額プラン【音声通話プラス】」	2,586円
3	TikiTiki「Tikimo SIM シングルプラン通話機能付（7GB/月）」	2,690円
8GB～ (*音声通話対応SIM・定額)		月額料金
1	DMMモバイル「シングルコース通話SIMプラン 8GB」	2,840円
2	ヨドバシカメラ「ワイヤレスゲート Wi-Fi + LTE 音声＋8GBデータプラン」	3,241円
10GB～ (*音声通話対応SIM・定額)		月額料金
1	DMMモバイル「シングルコース通話SIMプラン 10GB」	2,950円
2	楽天ブロードバンド「楽天モバイル通話SIM 10GBプラン」	2,960円
3	IIJmio「音声通話みおふぉんファミリーシェアプラン」	3,260円

　
　この結果、8つのうち、7つのカテゴリで業界最安値となりました。

　唯一2位だった0GBの1位は、@モバイルくん。「LTE 使ったぶ～んだけプラン 500MB」です。税抜800円/円と断トツに安く、かつ、高速通信が500MB/月も使えます。500MBを超過後も200Kbpsで利用できます。
　ただし「オートチャージ」という注意点があります。オートチャージの上限を0GBから20GBまでの間で設定可能ですが、開始月は標準で+1GBまでオートチャージする仕様になっています。よって開始月に限り、1.5GB（＝500MB+1GB）まで利用可能となります。なお、翌月以降は、オートチャージ上限を0GBにすれば、それ以降500MB/月で使えるようになります。ちなみに、オートチャージは「500MB/500円」です。

　MVNO業界における音声通話対応の相場は「データ通信＋700円」です（IIJmioやNifmo、ぷらら等）。
　すなわち、@モバイルくん。「LTE 使ったぶ～んだけプラン 500MB」の税抜800円/円という価格設定は、普通に考えれば原価割れの可能性が高いと思われます。収益源をオートチャージに求めるビジネスモデルで、「オートチャージ1GB」を標準設定としていることからもうかがえます。かなりユニークなMVNOプランと言えるので、定額プランとして取り扱うのは正直微妙です。少なくともMVNO 初心者にお勧めはできません。

　再掲しますが、DMMモバイルは、「全プラン業界最安値」の条件として、

他社様が実施する一時的なキャンペーン価格、当社原価を下回る価格を除きます

と明言しています。「税抜800円/月」という価格は、DMMモバイルの原価を下回っている可能性が濃厚なので、これは除外扱いとします。

　という訳で、音声通話対応SIMについても、全8カテゴリでDMMモバイルが「業界最安値」ということが確認されました。なお、15GBと20GBについては、月5,000円を超えるためMVNO/格安SIM比較ランキングで取り扱っておらず、業界最安値かどうか確認することができませんでした。
　