6ヶ月ぶりに消費支出は増加したが実収入は…

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「最速資産運用」運営者より：

　総務省が「家計調査（二人以上の世帯）平成28年（2016年）2月分速報」を3/29に公表しました。2016年2月の消費支出については、前年同月比で実質1.2％増加となりました。
www.stat.go.jp/data/kakei/sokuhou/tsuki/index.htm

　消費支出の推移を確認してみると、最近は前年同月比で減少が続いていました。増加は2015年8月以来のことですから、実に6ヶ月ぶりのことです。しかもここ1年間で前年同月比で増加なのは、わずか3ヶ月だけです。デフレ脱却は一筋縄ではいかないようです。


　続いて実収入の推移を確認してみます。
　こちらは６ヶ月連続で前年同月比で減少しています。これは酷い。

　2015年4月から8月までは、前年同月比で増加し続けていましたが、その効果が消えつつあるようです。

　デフレ脱却には消費支出の増加が必要ですが、実収入が増加しないのであれば、借金して消費支出するしかありません。今後収入が増える見込みがあれば問題ないかもしれませんが、多くの人は将来に不安を抱いています。実際、統計調査においても、実収入は減少傾向に転じています。

　確かにマイナス金利の影響で、金利は低下傾向にあります。ですが、実収入が下がっている状況において、借金をする方向にマインドは向かわない気がします。

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