職場メインPCの入替作業－１（PC購入＆Windows10 proアップグレード編）

　PC不調の原因はホコリと静電気？の後も、職場のメインＰＣは安定しない。と言うより、突然シャットダウンする頻度が増えた気がする。これでは仕事にならない。自力で復旧させようと頑張ったが、これ以上あがいても無理そうだ。
　マザーボードやHDDの交換で復旧する可能性はあるが、確認したところ修理には数週間かかるらしい。しかも修理に出しても完全に復旧できないかもしれないし、ホコリが原因で故障した可能性が高いので有償修理になりそうだ。3年保証の1年目ということで油断しきっていたが、かなり危険な状況であることを思い知る。保証内容を確認していないかった自分が悪いのだが、肝心なときに保証が役に立たないとは…

　嘆いていても仕方ないので、新たにＰＣを購入することにした。バックアップ体制が不十分なので、対応を急いだ方がいい。

　家電量販店を数軒回るが、ノートＰＣやタブレットばかりで、デスクトップ型ＰＣをほとんど置いていない。自分の場合、各種プログラムを動かすので、性能が高いデスクトップの方がよいのだが… 店員に確認すると、最近はデスクトップが売れないので、売り場スペースを縮小しているとのこと。
　インターネットで発注すれば、種類も豊富で安く購入できるのだが、今回は急いでいる。データのバックアップは一ヶ所だけで、しかもバックアップ先は購入から3年以上経過したノートＰＣである。こちらも、いつ調子が悪くなってもおかしくない。最悪の場合、ノートＰＣに格納されているバックアップデータが吹っ飛ぶことも考えられる。

　少し考えた後、家電量販店で購入することにした。選択肢は皆無で、しかも割高であるが仕方ない。

　購入したのは「DELL XPS 8900」。OSは「Windows10 home」なので、RDPを使うのであれば「Windows10 pro」にアップグレートしなければならない。
　他方、モニタもキーボートもマウスも必要ないが、セット販売なのでバラ売りはできないとのこと。無駄なものが増えるが仕方ないが、そのようなものより「Windows10 pro」を選ばせて欲しかった。

　デスクトップ型の選択肢はこれだけだったが、CPUの「Core i7-6700」が「Intel vPro（AMT）」に対応していることを確認した上で決めた。だが、後から気付いたのだが、マザーボード（Intel Z170）がvProに対応していなかった。これでは肝心の「Intel AMT」が使えない。思いっきり失敗した（涙）。

Core i7-6700
ark.intel.com/ja/products/88196/Intel-Core-i7-6...
Intel Z170
ark.intel.com/ja/products/90591/Intel-GL82Z170-PCH

　職場に戻って「DELL XPS 8900」のセットアップを開始する。

　最初に実行するのは、「xampp」フォルダを筆頭とした、重要フォルダのコピー。これがなければ仕事にはならない。バックアップデータが格納されているノートＰＣとLANで繋いで、コピーを開始する。これで一安心。
　データのコピーが終わるまで「DELL XPS 8900」を使うことがないので、モニタの電源を落とす。引き続きノートＰＣで作業をする。

　しばらくしてデータのコピー状況を確認するために「DELL XPS 8900」のモニタの電源を入れてみるが、ブラックアウトのままで何も表示されない。調べたところ、DELL純正のモニタの場合、電源を落とすと不具合が生じるケースがあるようだ。メインＰＣの「DELL XPS 8900」には、RDP経由で作業用ノートＰＣから接続する予定なので、非常時以外にモニタを使う予定はない。よって、DELL純正のモニタを外して、今まで使っていたモニタを使用することにした。

　データのコピーが終わった後は、Windowsアップデートである。その最中、様々なソフトウェアをインストールすると共に、Windowsストアから「Windows10 pro」を購入した（税抜12,800円）。

• 「Windows10 pro」の購入手順：「設定」→「更新とセキュリティ」→「ライセンス認証」→「ストアに移動」

　ところが、これがまずかった。どうやら、WindowsアップデートとWindows10 proへのアップグレートが重なってしまったらしく、Windowsアップデートが何度も失敗する。
　様々なトラブルシューティングを試したが全てダメ。Windowsアップデートが一向に終わらない。もちろんWindows10 homeのままで、Windows10 proにアップグレードできていない。最も使いたいRDPが使えない。まじ最悪。

　最終的には「C:\WINDOWS\SoftwareDistribution\Download」に格納されている全ファイルを削除することで解決した。Windowsアップデート用のファイルなので、あまり削除したくなかったが仕方ない。

　ともあれ、Windowsアップデートは無事完了。確認したところ、Windows10 proにもアップグレードされていた。これで、ようやくメインＰＣとして使うことができる。

　この後、まずはRDPを有効化する。これで、別ＰＣから作業することが可能になった。

• コントロールパネル→システムとセキュリティ→システム→リモートの設定→「このコンピューターへのリモート接続を許可する」にチェックを入れる

　この他には、ApacheやMySQL関係の諸作業を行なったり、必要不可欠なソフトウェアをインストールした。

【インストールした主なソフトウェア】

• Firefox
• Dropbox
• RealVNC
• 秀丸エディタ
• 秀丸メール
• Agenda
• WinSCP
• QTTabBar
• UWSC Pro
• TClock
• エクセル
• ワード
• Lhaz
• keepass

　エクセルとワードは、手持ちの2ライセンスのうち、1ライセンスを旧サーバＰＣにインストールしていたので、それを使用することにする。しばらく旧サーバＰＣを起動していなかったためか、下記ページにログイン後、ライセンス認証もなしにインストールできた。
go.microsoft.com/fwlink/p/?LinkId=317004


　次に行うのは、仕事に必要不可欠であるバックアップ体制の構築だ。

※職場メインPCの入替作業－２（Dropboxで2重バックアップ編）に続く

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