個人向け国債の発行額・キャッシュバック動向（2016年11月）

「最速資産運用」更新状況：

個人向け国債キャッシュバック比較ランキングを更新

　全20件の個人向け国債キャンペーンのキャッシュバック等を確認しました。今月より大和証券が減額されています。

「最速資産運用」運営者より：

　11月分の個人向け国債の発行条件が11/9に公表されました。発行条件は前月と同じでした。

11月分の個人向け国債の発行条件が決定。
・変動10年：年0.05%
・固定5年：年0.05%
・固定3年：年0.05%
前月と同じですが、募集期間は11/10開始なのでいつもより短めです。 t.co/mMl31v1ThW

— 最速資産運用 (@mabank_j) 2016年11月9日

　個人向け国債キャッシュバックについては、前月に比べていくつか変更がありました。

1. ＳＭＢＣ日興証券が復活。
2. 大和証券がキャッシュバックを減額。
3. 野村證券・三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券・楽天証券等が休止。

　ＳＭＢＣ日興証券が復活したのは嬉しいですが（しかもキャンペーン期間は来年1月31日まで！）、大和証券がキャッシュバックを減額したのは痛いです。国債キャッシュバックは、少なくとも来年1月まで続くことが確定しましたが、今後キャッシュバックが減額される可能性が強いように思われます。

　また、財務省の公式ページで、個人向け国債の発行額の推移を確認しました（国債等関係諸資料｜財務省）。
　以下、2016年1月～11月までの個人向け国債の発行額と利率になります。

---

　個人向け国債キャッシュバック比較ランキングについて、キャッシュバック（還元額）が多い順にまとめました。国債の購入額別・種類別に5位までランキングしています。

購入額:100万円

購入額:500万円

購入額:1,000万円

　例えば、変動10年国債の表面利率は年0.05%ですが、国債購入額1,000万円のキャッシュバック利回りの最高は0.5%です。1年経過すれば中途換金が可能（※元本割れしないが利子ゼロ）なので、実質的に年利0.5%と言えます。
　すなわち、変動10年国債を満期まで保有せずに1年で中途換金すれば、保有期間が10分の1（＝1年÷10年）なのに、利回りが10倍（＝0.5%÷0.05%）ということになります。
　

関連情報

【関連タグ】国債/社債 金融株式