nuroモバイル5時間プランが気になる

当ブログ記事に記載されている金額は、2014年4月1日～2019年9月30日の消費税率8％で計算されたものが含まれている可能性があります。現時点の料金については、リンク先等を必ずご確認ください。

So-netが「nuroモバイル 5時間プラン」を2/1より開始しました。mobile.nuro.jp/jikan.html その最大の特徴は、容量ではなく時間で高速通信を制限する..

【情報公開日】2017/02/02　【関連タグ】節約/節税通信回線節約お得

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　So-netが「nuroモバイル 5時間プラン」を2/1より開始しました。
mobile.nuro.jp/jikan.html

nuroモバイル5時間プラン

　その最大の特徴は、容量ではなく時間で高速通信を制限することです。1日5時間までであれば高速通信が使え、5時間を超えた場合は200kbpsに速度制限されます。なお、24時にリセットされるので、翌日も1日5時間使えます。
　ケースバイケースではありますが、無制限に近い使い方が可能な格安SIMだと思います。

　と言うことで、「nuroモバイル 5時間プラン」と「U-mobile PREMIUM データ専用 LTE使い放題」を比較してみました。両者ともデータ通信SIMです。

MVNO(格安SIM)プラン比較 (2017/2/1)

事業者名	U-mobile	So-net
プラン	PREMIUM データ専用 LTE使い放題	nuroモバイル 5時間プラン
月額料金	2,678円	2,700円
初期費用	3,666円	3,666円
定額	◎	◎
高速	◎	◎
最高速度	375Mbps（無制限!!）	375Mbps（「5時間/1日」を超過後は200Kbpsに制限）
SMS	◎SMSオプションあり（SIM1枚あたり162円/月。国内一通3.24円）。	◎SMSオプションあり（SIM1枚あたり162円/月。国内一通3.24円）。
3G専用端末の利用	◎	◎
3日間制限
解約金	0円	0円
縛り月数	0	0
nanoSIM	◎	◎
開始月無料	×	×
期間限定	×	2017年2月28日まで、700円×5ヶ月値引き。
注意事項		高速通信の制限は、容量制限ではなく時間制限（*1日5時間）。
その他	他のお客様のご利用に影響を与えるような短期間での大容量データの送受信は、公平なサービス提供のため、一時的に通信速度の制限を行うことがあります。 IIJと協業。【APN】umob.jp/vmobile.jp。	高速通信時間の消費は5分単位で自動制御。高速通信時間中の通信総量制限なし。月単位で「nuroモバイルデータ 2GB」等へ変更可能（変更手数料無料）。【APN】so-net.jp。
変更履歴	2016年9月12日より、「U-NEXT Wi-Fi 」の提供を開始。2016年8月1日より、初期費用が税抜3,394円に値上げ（従来までは税抜3,000円）。

powerd by 格安SIMカード比較(ドコモMVNO/LTE)

　一覧比較する限り、「U-mobile PREMIUM データ専用 LTE使い放題」の方が圧倒的に有利です。価格はほぼ同じですが、高速通信が無制限の上に、「U-NEXT Wi-Fi」が無料で使えるからです。

　ただし、MVNOの場合、必ずしもスペック通りにはいきません。無制限を謳っているプランの場合、ユーザー数が増加するにつれて、通信速度が低下する傾向が見受けられます。実際問題として、この価格設定で24時間使い放題にしたら、MVNO会社の経営は立ち行かなくなるので仕方ないとは思いますが…

　その点、「nuroモバイル 5時間プラン」は、

高速通信時間中の通信総量制限はありません。

とか、

当日余った高速通信時間は翌日や翌月には繰り越されません。その代わり、高速通信時間中の通信総量は無制限としています。

など、公式ページで明記していることもあり、速度が極端に低下する怖れは少ないと思われます。1日5時間という制限はありますが、たいていの場合、5時間も使えれば十分なのではないでしょうか。

　ただし、注意点もあります。

高速通信の切替は自動制御される。
高速通信は5分単位でカウントされる。
高速通信のオンオフを手動で切り替えることができない。

　上記1.ですが、

弊社のシステムで一定時間内に高速通信に切り替えるべき通信量を検知次第、5分高速時間をユーザへ自動付与します

とあるように、通信量で自動判断されます。ちょっとしたメールやLINEのやり取りや様々なアプリからのプッシュ通知などは高速通信を使わずに済むみたいです。ただし、例えばLINEで動画を送受信する場合などは高速通信に切り替わる可能性が高いと思われます。LINEだから大丈夫という訳ではないでしょう。

　上記2.ですが、

5分高速時間の満了時、動画閲覧中などにより、引き続き高速通信を維持すべき通信量を検知した場合のみ、さらに5分高速時間をユーザへ自動付与し、不必要な高速通信時間の消費を抑制します

とあるように、5分単位でカウントされます。例えば、動画を1分しか見ずに通信を終了した場合でも5分消費されることになります。差引4分が無駄になる訳です。
　なお、1日5時間（300分）なので、1日あたり最大60回（＝300分÷5分）まで高速通信することが可能です。このことは、効率よく利用するには意識した方がいいかもしれません。

　個人的には上記3.が非常に惜しいと感じます。高速通信のオンオフを手動で切り替えできれば、より安心して利用できますし、手動であれば秒単位で制御できるので、高速通信が無駄になりません。

　とは言え、今までにないMVNOプランです。今までの無制限プランに不満を抱えていた人も、うまく使いこなせば不満を解消できる可能性があります。
　So-netは、「0 SIM」に続き、非常にユニークな商品を投入してきました。今後も期待したいところです。

　ところで、「nuroモバイル 5時間プラン」を調べている最中、初期費用に「SIMカード準備料」として税抜394円が加算されていることが分かりました。公式ページや重要事項説明書に明記されています。

　気になって調べてみると「nuroモバイル MILEAGE SIM」の公式ページや重要事項説明書にも「SIMカード準備料」が記載されていました。今までなかったような気がするのですが…
　下記ページを見る限り、So-netの全MVNOプランにおいて「SIMカード準備料」が2/1から必要になったようです。
www.ana.co.jp/amc/reference/tameru/provider/mil...

nuroモバイル MILEAGE SIM

　なお、2/1から初期費用が値上げされたMVNOは以下の通りです。

So-net nuroモバイル（「0 SIM」等は既に値上げ済み。So-net等がSIMカード準備料394円を徴収開始）
LINEモバイル
BIGLOBE LTE
GMOトクトクBB スタンダードプラン

　次に値上げするのはどこなのでしょうか。

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