サイドビジネスとは (*2010年版)
副業や副収入について。サイドビジネスの選び方、優先すべきこと、税金など。 (*2010年版)
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*この資産運用情報は2010年時点のものです。直近のものは「サイドビジネス」をご確認ください。
サイドビジネスの選び方
まずは何のためにサイドビジネスをするのか、目的を明確にします。最も多いのは、家計を助けるためだと思われます。その場合、現在の家計だけではなく、10年先や20年先の家計をイメージした方が成果が出やすいようです。マイホーム購入や教育費など、具体的なライフプランが必要となります。
あるいは、ワンランク上の生活を目指すケースも考えられます。支出を増やすのは簡単ですが、一旦増えた支出を減らすことは難しいです。サイドビジネスの収入が増えたとしても、生活水準を上げすぎないことをお勧めします。
この他に考えられるのは、将来の準備としてのサイドビジネスです。起業や転職を検討している場合、試験的にサイドビジネスを行なうのは、経験が積めるだけでなく、現在の仕事を続けることができるのでリスク回避にもなります。
現在の仕事を優先する
サイドビジネスは、あくまでも現在の仕事を補完するものです。現在の仕事をおろそかにしてはいけません。- 就業規則を確認する
- まずは就業規則を確認します。サイドビジネスやアルバイトを禁じている、あるいは申請や届出が必要なケースがあります。たとえ勤務時間外であっても、サイドビジネス中に不慮の事故が起った場合など、運が悪ければ懲戒解雇になる可能性もあります。自己判断は禁物なので、上司の指示を仰いだ方が無難だと思われます。
- 現在の仕事に悪影響を与えない
- 現在の仕事に悪影響を与えないことも重要です。サイドビジネスのし過ぎで疲れたり、四六時中サイドビジネスのことが気になったりすると、本業がおろそかになります。その結果、社内での評価は下がり、減給や失職といったことにもなりかねません。
- 現在の仕事と競業する仕事は避ける
- 現在の仕事で身に付けたスキルやノウハウを、そのままサイドビジネスに流用することはやめましょう。スキルやノウハウを生かしてサイドビジネスをする場合は、現在の仕事と競業しない仕事にするべきです。それが現在勤務している会社に対する最低限の礼儀です。
継続性を優先する
サイドビジネスは本業ではありませんが、貴重な時間を使う以上、継続的な収入を目指すべきです。- 継続可能性の高い仕事内容
- 精神的や肉体的にきつい仕事は避けた方が無難です。また、特殊なノウハウが必要であり、そのノウハウ習熟が大変な仕事も避けた方がいいでしょう。継続することが難しそうですし、現在の仕事に悪影響を与える可能性が高いです。
- 可能な限り興味を持って取り組める仕事にしましょう。趣味や特技の延長上にあれば申し分ありません。その分、長続きする可能性が高まります。
- 現実的な収入額
- サイドビジネスの収入は副収入に過ぎません。あくまでも現在の仕事が優先されます。収入を高望みするのは禁物です。
- 将来的にサイドビジネスによる副収入が大きくなるかもしれませんが、最初は少しでも稼ぐことを優先します。継続することで地力がつき、次第に副収入を増やすことが大切です。
- 一時的な収入増に惑わされない
- 順調にサイドビジネスによる副収入が増え、一定水準を超えると、副業から本業へ切り替えたいという誘惑に駆られます。この場合、周囲の人の意見を聞くなど、冷静に対処する必要があります。現在の仕事を辞めて、サイドビジネスを本業にすることを検討する際には、副収入の増加が一時的という可能性を徹底的に疑いましょう。
- 一定水準を超える副収入をコンスタントにあげながら、現在の仕事を続けることは、ある意味理想的な姿です。サイドビジネスを本業にすれば、さらに収入が増える可能性がありますが、そこで我慢する生き方もありうるかと思います。
サイドビジネスと税金
サイドビジネスの所得が年間20万円を超えると、事業所得又は雑所得として所得税の確定申告が必要となります。(事業所得の場合は所得金額にかかわらず確定申告が必要です)事業所得と雑所得の区分は、生計を維持できる規模かどうかに加え、継続的に仕事を行なっているかどうかが重視されます。原則的に「継続して行われるもの」で、かつ「事業場を設けて行われるもの」であれば事業所得になります。
なお、オークションやフリーマーケットなどで生活雑貨(家具、衣服など)を販売する場合は、所得税は原則的に非課税となります(所得税法第九条1項九号)。ただし、宝石などで1回あたり30万円を超える場合や、業者としてオークションやフリーマーケットを利用している場合は、事業所得又は雑所得として所得税が課税されます。
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