maneoが延滞案件を連発（ソーシャルレンディング）

「最速資産運用」更新状況：

金融機関等の破綻で保護される範囲を更新

　最新情報に内容を更新した上で、「投資家保護がない場合（*仮想通貨業者やソーシャルレンディング業者など）」を追加しました。

「最速資産運用」運営者より：

　ソーシャルレンディング大手であるmaneoにおいて、立て続けに延滞案件が発生しています。

【延滞発生に関するご報告】（2019/01/08）
www.maneo.jp/apl/information/news?id=7716
【延滞発生に関するご報告】事業者ＡＵ社向け　2018年11月28日の元利金の未回収および全ファンドの利息に関するお知らせ（2018/12/03）
www.maneo.jp/apl/information/news?id=7611

　延滞発生に関する報告書を読む限り、上記案件についてmaneoが債権を全額回収することは難しい印象です。

　ソーシャルレンディングは幅広く資金を集めるスキームで、高利回りゆえ個人投資家に人気ですが、投資家保護が不十分という問題点を抱えています。元利金の延滞が続くと、当然ながら元本割れする可能性が高くなります。他方、ソーシャルレンディング業者が破綻した場合、投資家保護制度が存在しないので、公的な保護を受けることができません。

　そのため投資先の信用性が重要になりますが、情報開示が不足しているケースが少なくありません。信託保全の有無や財務内容、株主等から、投資先の信用性を判断するしかありませんが、外部からは専門家でも正確に把握するのは難しいと思われます。

　ちょっと怖いと感じるのは、maneoにおいて延滞案件が立て続けに発生しているにも関わらず、成立案件が相次いでいることです。
www.maneo.jp/apl/information/news

　延滞案件が発生しようとも、あまり関係ないと考える投資家が多いのでしょうか。確かに貸出案件によって当たり外れはありますが、2018年7月13日に金融庁が行政処分したことを含め、延滞案件が連発している現状について軽視しない方がいいと思われます。

maneoマーケット株式会社に対する行政処分について｜金融庁
kantou.mof.go.jp/kinyuu/pagekthp032000761.html

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