大学進学や海外留学は本当に必要なのか？（子どもの教育資金調査2019）

ソニー生命が「子どもの教育資金に関する調査2019」を2/28に公表しました。www.sonylife.co.jp/company/news/30/nr_190228.html 未就学から大学生まで..

【情報公開日】2019/03/06　【関連タグ】結婚/子育て学資保険/個人年金保険保険年金

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　ソニー生命が「子どもの教育資金に関する調査2019」を2/28に公表しました。
www.sonylife.co.jp/company/news/30/nr_190228.html
子どもの教育資金に関する調査2019 | ソニー生命保険

　未就学から大学生までの子どもがいる20歳以上の男女を対象にしたアンケートで、2014年から毎年実施されています。

　調査結果において気になったのは以下の項目です。

「子どもの学力や学歴は教育費次第」が6割半
「教育費の負担が重い」6割半、「教育資金に不安を感じる」7割強
子どもが社会人になるまでに必要と思う教育資金：平均1,339万円
学校以外での教育費　一人あたり月額平均15,170円
「中高生の携帯・スマホ料金を支払っている」8割
教育資金準備方法：1位は銀行預金、2位は学資保険
「多少費用がかさんでも大学等へ進学させたい」8割半
「多少費用がかさんでも海外留学させたい」6割

　上記1.ですが、「子どもの学力や学歴は教育費にいくらかけるかによって決まると感じる」という設問に対して、「非常にあてはまる」（17％）「ややあてはまる」（47％）を合わせて、実に64％が肯定的に考えています。個人的には、安易にお金で解決するのは危険だと感じているので、通信教育や無料の動画サービスを利用するなど、お金をかけることなく知恵を使って工夫した方がいいと考えています。

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　上記2.と上記3.は、子育て世帯にとっては切実な問題です。年々膨らみ続ける教育費の影響で、家計が破綻する可能性さえあります。教育費のために家庭が壊れるのは本末転倒なので、メリハリをつけたお金の使い方が必要となるでしょう。例えば、上記4.の学校外教育費や上記5.のスマホ料金など、支出内容を根本的に見直した方がいいかもしれません。

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　上記6.の教育資金準備方法としては、銀行預金が54.3％、学資保険が50.8％と、圧倒的多数を占めています。個人的には毎月地道に積み立てる投信積立（含.つみたてNISA）がお勧めですが、残念ながら利用者は10％未満にとどまっています。

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　上記7.の大学進学と上記8.の海外留学ですが、個人的にはそこまで重視すべき事柄なのだろうかと疑問を持っています。数百万円の費用を奨学金（＝借入金）に頼るのは、子供の将来に暗い影を投げかける可能性が高いので、大学進学や海外留学については親子でしっかり話し合った方がいいと思います。

　繰り返しますが、教育費のために家計が破綻するのは本末転倒です。確かに学歴によって生涯年収が大きく変わる可能性がありますが、人生においてお金が全てではありません。もちろん余裕資金があるならば教育にお金をかけても問題ないですが、そうでなければ一度立ち止まってお金の使い道を検討するべきです。
　ソニー生命「子どもの教育資金に関する調査2019」の調査結果を見る限り、家計における教育費の占める割合が過大だと感じます。

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