みずほマイレージクラブ改悪で他行宛振込無料化が困難に（2020年3月以降）

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　みずほ銀行が「みずほマイレージクラブ」の取引条件と特典を2020年3月より変更します。
www.mizuhobank.co.jp/retail/prod...

　主な変更点は以下の通りです。

• 取引条件（※Sステージ）
  • 「預金残高500万円以上」が終了。
  • 資産運用商品：「残高あり」から「残高100万円以上」へ変更。
• 特典（※Sステージ）
  • 自行宛振込：みずほ銀行ATMは無料対象外に（「みずほダイレクト」のみ無料対象）。
  • 他行宛振込：①月4回無料から月3回無料へ変更、②みずほ銀行ATMは無料対象外に（「みずほダイレクト」のみ無料対象）。
  • コンビニATM：①月4回無料から月3回無料へ変更、②セブン銀行/ローソン銀行ATMが対象外に。

　個人的には、「取引条件（※Sステージ）」における資産運用商品(投資信託/公社債/株式等)の「残高あり」から「残高100万円以上」への変更が非常に痛いです。「預金残高500万円以上」も終了しますし、「みずほマイレージクラブ」Sステージの要件を満たすのはかなり困難になると思われます。

　また、自行(他行)宛振込の無料対象が「みずほダイレクト」に限定されるのも大きな変更と言えます。みずほ銀行ATMやイオン銀行ATMからの振込は無料対象外となるので、影響を受ける人は結構多いと思われます。

　「みずほマイレージクラブ」Sステージの取引条件と特典をまとめると以下の通りです。
　

取引条件（※Sステージ）

取引条件	～2020年2月	2020年3月～
預金残高	500万円以上	（※終了）
資産運用商品 (投資信託/公社債/株式等)	残高あり	残高100万円以上
住宅ローン/カードローン	残高あり
みずほマイレージクラブカード (クレジットカード)	年100万円以上の利用

　

特典（※Sステージ）

特典	～2020年2月	2020年3月～
時間外ATM (含.イオン銀行ATM)	無料
コンビニATM	月4回無料	月3回無料 (除.セブン銀行/ローソン銀行ATM)
自行宛振込	無料	無料 (みずほダイレクト利用時)
他行宛振込	月4回無料	月3回 (みずほダイレクト利用時)

　
　2020年3月以降「みずほマイレージクラブ」Sステージの特典を受けるには、

1. 資産運用商品(投資信託/公社債/株式等)：残高100万円以上
2. 住宅ローン/カードローン：残高あり
3. みずほマイレージクラブカード(クレジットカード)：年100万円以上の利用

のいずれかを満たす必要があります。いずれもハードルは低くありませんが、強いて言うならば資産運用商品の残高100万円以上が最も容易だと思われます。

　資産運用商品は、みずほ銀行だけでなく、みずほ信託銀行・みずほ証券の

• 投資信託（除.MMF・MRFなど）
• 金銭信託
• 外貨預金（含.特約付き定期預金）
• 公社債
• 株式

などが対象となります。なお、みずほ信託銀行・みずほ証券の資産運用商品を「みずほマイレージクラブ」の取引条件対象とするには、別途手続きをする必要があります。

　投資信託は、つみたてNISAも対象なのですが、自分の場合、現時点の残高は669,285円と100万円には遠く及びません。100万円に到達するには、10ヶ月前後（≒33万円÷月33,000円）かかりそうです。

　公社債には、おそらく個人向け国債が含まれるでしょうから、一番の狙い目だと思います。「みずほマイレージクラブ」Sステージの要件を満たすには、元本保証の個人向け国債100万円を保有するのが、最も無難だと思われます。

　なお、「みずほマイレージクラブ」の取引条件と特典が変わるのは2020年3月からですが、取引条件判定は2ヶ月前の2020年1月31日からなので注意が必要です。
　

【追記】（2019-11-21）

　みずほ銀行が提供する「みずほプレミアクラブ」（※資産残高1,000万円以上）についても2019年12月30日より改悪されます。なんと円貨預金が判定基準から除外されます。

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