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世界教育水準ランキング2022年6月現在(日本は41ヶ国中14位)

更新日: 公開日:2020/01/04


世界所得水準ランキング2022年6月現在(日本は41ヶ国中21位)より続く。

 経済協力開発機構(OECD)は加盟国に関する様々な統計データを取得しています。今回はその中から教育にまつわる興味深いデータについて紹介します。
 

教育総合ランキング

OECD Better Life Index Education
www.oecdbetterlifeindex.org/topi...

 「OECD Better Life Index Education」は教育に関する総合的なランキングです。上図の通り、教育総合ランキングは以下のようになります。
 
  1. フィンランド
  2. オーストラリア
  3. スウェーデン
  4. エストニア
  5. スロベニア
  6. ポーランド
  7. デンマーク
  8. ベルギー
  9. チェコ
  10. カナダ
  11. 韓国
  12. オランダ
  13. リトアニア
  14. 日本
  15. ドイツ
  16. アイルランド
  17. ラトビア
  18. スイス
  19. ノルウェー
  20. アメリカ
  21. ニュージーランド
  22. アイスランド
  23. ロシア
  24. オーストリア
  25. イギリス
  26. ギリシャ
  27. フランス
  28. ハンガリー
  29. スロバキア
  30. スペイン
  31. イスラエル
  32. ポルトガル
  33. イタリア
  34. ルクセンブルク
  35. チリ
  36. トルコ
  37. ブラジル
  38. コスタリカ
  39. コロンビア
  40. メキシコ
  41. 南アフリカ

 
 教育総合ランキングの1位はフィンランドで、オーストラリアとスウェーデンが続き、日本は14位と前回(2019年5月)の7位から順位を大きく落としています。

 ところで、OECD加盟国は38ヶ国ですが、OECD非加盟国のロシアとブラジル、南アフリカの3ヶ国が含まれているので、合計41ヶ国(=38ヶ国+3ヶ国)の統計データとなります。なお、2019年5月は40ヶ国だったので1ヶ国増えました。今回から統計データに加わった国は、2021年にOECDに加盟したコスタリカです。

Better Life Index
stats.oecd.org/Index.aspx?DataSe...

 今から紹介する「学歴」「学習到達度」「教育期間」のランキングについては、2022年6月24日時点の上記データベース(Better Life Index)から作成しています。上述の所得総合ランキングは、この3つのランキングを総合的に評価したものだと思われます。
www.oecd.org/statistics/OECD-Bet...
 

学歴ランキング

 学歴(Educational attainment)のランキングは以下の通りです。学歴とは、25~64歳で高等教育を受けている割合となります。

順位国名学歴
1ロシア95%
2チェコ94%
3リトアニア94%
4ポーランド93%
5アメリカ92%
6カナダ92%
7スロバキア92%
8フィンランド91%
9エストニア91%
10スロベニア90%
11スイス89%
12韓国89%
13ラトビア89%
14イスラエル88%
15オーストリア86%
16ドイツ86%
17ハンガリー86%
18アイルランド85%
19スウェーデン84%
20オーストリア84%
21イギリス82%
22ノルウェー82%
23デンマーク82%
24ニュージーランド81%
25フランス81%
26オランダ81%
27ベルギー80%
28アイスランド76%
29ギリシャ76%
30ルクセンブルク74%
31チリ67%
32スペイン63%
33イタリア63%
34コロンビア59%
35ブラジル57%
36ポルトガル55%
37南アフリカ48%
38メキシコ42%
39トルコ42%

 学歴ランキングの1位はロシア(95%)で、僅差でチェコとリトアニアが続きます。上位に東欧諸国がランクインしているのが目立ちます。なお、OECD全体の平均は79%となっています。
 日本は2017年時点で94%で2位でしたが、その後の統計データには(なぜか)掲載されていないのでランク外となりました。

 

学習到達度ランキング

 学習到達度(Student skills)のランキングは以下の通りです。学習到達度とは、15歳時点の「読解力」「数学力」「科学力」で、OECD生徒の学習到達度調査(PISA)の結果です。

順位国名学習到達度
1エストニア526点
2日本520点
3韓国520点
4カナダ517点
5フィンランド516点
6ポーランド513点
7アイルランド505点
8スロベニア504点
9スウェーデン503点
10イギリス503点
11ニュージーランド503点
12オランダ502点
13デンマーク501点
14ドイツ500点
15ベルギー500点
16オーストラリア499点
17スイス498点
18ノルウェー497点
19チェコ495点
20アメリカ495点
21フランス494点
22ポルトガル492点
23オーストリア491点
24ラトビア487点
25ロシア481点
26アイスランド481点
27リトアニア480点
28ハンガリー479点
29ルクセンブルク477点
30イタリア477点
31スロバキア469点
32イスラエル465点
33トルコ462点
34ギリシャ453点
35チリ438点
36メキシコ416点
37コロンビア406点
38ブラジル400点

 学習到達度ランキングの1位はエストニア(526点)で、日本と韓国が続きます。日本は前回1位から順位を1つ落としていますなお、OECD全体の平均は488点となっています。

 

教育期間ランキング

 教育期間(Years in education)のランキングは以下の通りです。教育期間とは、5歳から39歳までで教育を受けた期間の平均年数となります。

順位国名教育期間
1フィンランド20年
2スウェーデン20年
3オーストラリア20年
4オランダ19年
5デンマーク19年
6ベルギー19年
7アイスランド19年
8トルコ19年
9ギリシャ19年
10スペイン18年
11エストニア18年
12ポーランド18年
13アイルランド18年
14スロベニア18年
15ニュージーランド18年
16ドイツ18年
17ノルウェー18年
18チェコ18年
19ラトビア18年
20リトアニア18年
21韓国17年
22カナダ17年
23イギリス17年
24スイス17年
25アメリカ17年
26フランス17年
27ポルトガル17年
28オーストリア17年
29イタリア17年
30チリ17年
31日本16年
32ロシア16年
33ハンガリー16年
34スロバキア16年
35イスラエル16年
36ブラジル16年
37ルクセンブルク15年
38メキシコ15年
39コロンビア14年

 教育期間ランキングの1位はフィンランド、スウェーデン、オーストラリアで、それぞれ20年となっています。なお、OECD全体の平均は18年です。日本は31位と前回32位より順位を1つ上げています。


 こうしてOECD加盟国等をランキング比較すると、教育の格差が存在することを実感します。世界全体を見渡すと、おそらく教育の格差は更に拡大することでしょう。なお、教育格差は経済格差に多大な影響を及ぼす可能性があるので非常に重要です。

世界住宅水準ランキング2022年6月現在(日本は41ヶ国中26位)へ続く。

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