FXスワップ差（サヤ取り）が複数通貨ペアで急拡大－２

　
　複数の通貨ペアでFXスワップサヤ取りの急拡大が止まりません。
fx.ma-bank.net/fxswap/

　3/20に表面年利が1％を超えたのは以下の10通貨ペアです。

1. スイス/円（4.53%）
2. トルコリラ/円（4.1%）
3. ユーロ/円（3.59%）
4. 米ドル/円（3.27%）
5. 英ポンド/豪ドル（3.13%）
6. 南アランド/円（2.59%）
7. NZドル/円（2.17%）
8. カナダドル/円（1.53%）
9. 英ポンド/円（1.5%）
10. 豪ドル/円（1.13%）

　しかも、その他の4通貨ペアも表面年利が全て0.5％を超えています。FXスワップサヤ取りを実行する際、スプレッドが狭く、表面年利が0.5％を超えて、かつ、レバレッジ5～6倍程度が自分的には一つの基準です。全ての通貨ペアが、その基準を超えているのは、まさに異常事態と言えます。

　ちなみに昨日3/19は以下の8通貨ペアが1％を超えました。

1. スイス/円（4.59%）
2. トルコリラ/円（4.13%）
3. ユーロ/円（3.55%）
4. 米ドル/円（3.3%）
5. 英ポンド/豪ドル（2.77%）
6. 南アランド/円（2.64%）
7. カナダドル/円（1.07%）
8. 英ポンド/円（1%）

　3/18にもFXスワップ差（サヤ取り）の急拡大について同様のブログ記事を投稿していますが、状況は一向に変化しません。

　新型コロナウイルスの影響もあり、資金は株式市場や国債市場からキャッシュ（スイスフランやユーロ、米ドル等）へ向かっているようです。

　ここまで表面年利が高いと、FXスワップサヤ取りをすることで、早期に利益を回収することが可能となります。ただ、各通貨ペアの為替変動が極端な上に、スプレッドも突発的に急拡大することが多いですし、更にはこのような異常なスワップポイントがいつまで続くか分からないので、FXスワップサヤ取りを目当てにFX取引する際は、レバレッジを低くするなど細心の注意が必要です。

【関連タグ】FX 新型コロナ 金融株式

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