ゆうちょ銀行の驚異的な投信販売力｜収益率やリスク、相関関数の動向（2016年4月）

　先日世界分散インデックスファンド比較ランキング等を更新した際、「JP4資産バランスファンド（ゆうバランス）」が物凄い勢いで増加していることに気付きました。
　設定されている3コースの純資産総額は以下の通りです。

• 成長コース：13.7億円 (前回比＋50.62%)
• 安定成長コース：34.8億円 (前回比＋49.38%)
• 安定コース：51.8億円 (前回比＋43.75%)

　JP投信が運用するバランス型の投資信託で、ゆうちょ銀行でのみ販売されています。

　この中の「JP4資産バランスファンド（ゆうバランス） 安定成長コース」について、類似すると思われる「ｅＭＡＸＩＳ バランス（４資産均等型）」「楽天資産形成ファンド（愛称：楽天525）」と比較してみました（世界分散インデックスファンド比較ランキングの比較機能を使用）。

世界分散ファンド(ノーロード投資信託)比較
ma-bank.net/word/7/

　純資産総額と開始年月日、信託報酬は以下の通りです。

• ｅＭＡＸＩＳ：純資産総額1.0億円（2015年8月開始。信託報酬0.54%）
• 楽天525：純資産総額29.0億円（2008年12月開始。信託報酬0.54%）
• ゆうバランス：純資産総額34.8億円（2016年2月開始。信託報酬0.54%）

　ｅＭＡＸＩＳと楽天525は、ゆうバランスより開始が早く、しかも信託報酬が安いにも関わらず、既に純資産総額では負けています。いかに、ゆうちょ銀行の販売力が凄いかを物語る数値です。

　マイナス金利の影響で取り扱い中止となった「JP日米国債ファンド」が発売されていたら、リスクが低い分、更に人気を集めたことでしょう。ゆうちょ銀行おそるべしです。

「JP日米国債ファンド」の取扱中止について
www.jp-bank.japanpost.jp/news/2016/news_id00114...

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　インデックスファンド比較ランキング等の更新時に、収益率・リスク・相関関数についても最新データに更新しました。収益率等については、SMTインデックスシリーズ各投資信託の実績より算出しています。
　前月と比べてどのような変化があったのかを一覧表示します。今後の投資動向を判断する際など、参考にしていただければ幸いです。

収益率とリスク

相関関数(相関係数)

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