架空請求SMSや電話セールスの対処方法

　
　スマートフォンをチェックした際、「infosms」という差出人からSMSが届いていました。

　読んだ瞬間、思い浮かんだのは利用しているDMMモバイルの存在です。未払い料金があるかもしれない…
　まずはDMMの公式サイトを確認します。
　すると「DMMを装った架空請求にご注意ください」というリンクがあり、リンク先では架空請求に対する注意喚起がなされていました。

DMMを装った架空請求について｜DMM.com
terms.dmm.com/fictitious/

　冷静になって考えてみると、DMMモバイルの料金はクレジットカード自動決済ですが、「決済できなかった」という連絡を受け取っていません。SMS本文中に「ディ-エムエムお客様専用窓口」と明記しているにも関わらず、差出人が「infosms」というのも変です。そもそもDMMモバイルからの連絡（決済完了等）は電子メールだけで、SMSで受け取ったことはありません。「0366316213」でGoogle検索すると、同じような被害？を受けたケースがわんさか出てきます。

　断定できませんが、架空請求であることが、ほぼ確定です。仮にDMMモバイルにおいて未払いがあれば、電子メールで連絡が来るでしょうから、その時に対応すれば問題ありません。

　このような詐欺的な連絡をSMSで受け取ったのは、おそらく初めてのことです（電子メールでは数えきれないほど受け取っていますが）。携帯電話番号が漏れたのでしょうが、あまり気持ちがいいものではありません。

　対処方法としては無視するのが一番です。
　上記の「DMMを装った架空請求について」においても「不審な連絡を受け取ったら？」として、以下のような対応策が列挙されています。

• 記載されている連絡先には、連絡しない
• 氏名や住所などの個人情報は、教えない
• 身に覚えのない利用料金の請求には、応じない
• 不審なURLには、アクセスしない

　架空請求が止まらなかったりエスカレートするようであれば、「消費者ホットライン」（電話番号188）に相談しましょう。
　絶対にこちらから差出人にアプローチしてはいけません。相手はプロの詐欺集団です。話術は巧みですし、心理的な駆け引きに長けています。相手に付け入るスキを与えてしまい、押し切られてしまう可能性が非常に高いです。

　このことはセールスへの対応にも当てはまります。

　電話セールスがかかってきた場合には、途中で相手の話を遮り、と強い調子で断るのが無難です。貴重な時間が無駄に使われるのを防ぐだけでなく、通話時間が長引けば長引くほど、付け込まれる可能性が高くなるからです。

　大半の電話セールスは詐欺とは言わないまでも、魅力に乏しい商品やサービスの売り込みです。電話セールスで素晴らしい商品やサービスが紹介される可能性は皆無です。
　ただし、相手はプロのセールスマンです。巧みなセールストークを聞いているうちに、魅力的な商品やサービスだと思い込んでしまう可能性があります。そのような気持ちになると、断ることは非常に難しくなります。

　そうなるのを防ぐには、乱暴な手段を使ってでも手短に通話を切り上げるのが最善です。相手は金を稼ぐためにやっていることですが、それに付き合う義務はありません。「無下に断るのはちょっと…」と考え、ズルズル通話を続けるのは相手の思うつぼです。相手はそのような心理状態になることを分かった上でセールスしてくるのですから。

　どうしても電話番号は漏れてしまいます。そのことを前提に毅然とした対応を取らなければ、後から苦労することになります。
　本当に欲しいものは、不要なバイアスがかからない状態で選びたいものです。これは資産を守るために非常に大切なことです。

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