パートやアルバイトの社会保険適用範囲が2022年10月より拡大

　
　年金制度の機能強化のための国民年金法等の一部を改正する法律（年金制度改正法）により、パートやアルバイトといった短時間労働者に対する健康保険・厚生年金保険の適用範囲が2022年10月より拡大されました。
www.nenkin.go.jp/oshirase/topics/2021/0219.html

　主な変更は以下の通りです。

1. 「特定適用事業所」の要件変更
2. 「短時間労働者」の適用要件変更

　

1. 「特定適用事業所」の要件変更

　社会保険の「特定適用事業所」の要件ですが、2022年10月より被保険者（除.短時間労働者）の総数に変更がありました。従来まで、常時501人以上だったのが、常時101人以上へ大幅に引き下げられました。その結果、「特定適用事業所」の適用範囲は拡大しました。
　

2. 「短時間労働者」の適用要件変更

　「短時間労働者」の適用要件ですが、2022年10月より見込み雇用期間に変更がありました。従来まで、1年以上だったのが、2ヶ月超えへ大幅に引き下げられました。その結果、「短時間労働者」の適用範囲は拡大しました。
　

3.「年105.6万円（月8.8万円）の壁」への影響

　今回の改正により、従来まで国民年金の第3号被保険者であった人も、該当しなくなる可能性が出てきました。いわゆる「年105.6万円（月8.8万円）の壁」への影響です。
　

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