個人向け国債の解約(野村證券)と野村Webローンの担保解除

　
　野村證券で購入した個人向け国債（変動10年）が、購入日から1年を経過したので売却することにしました。原則的に原則的に個人向け国債は1年間は解約できないので、最短での中途換金となります。
　ただし、個人向け国債は年2回の利払いがありますが、中途換金した場合、「直前2回分の各利子（税引前）相当額」×0.79685が差し引かれます。よって、1年で中途換金すると、元本割れはしませんが利子はゼロです。

　上述の通り、個人向け国債の利子は付きませんが、各種キャンペーンのおかげで合計で1万円増えました。そもそも利子よりもキャンペーン特典目当てだったので…

• 個人向け国債購入キャッシュバック（現金6,000円）
• 新規口座開設キャンペーン（現金3,000円）
• あんしん振替スタートキャンペーン（現金1,000円）

　ちなみに、上記1万円については雑所得として確定申告します。

　野村證券のＷｅｂサイト（野村ホームトレード）から売却しようとログインしました。ところがです。個人向け国債の購入ページはあるのですが、中途換金ページは見当たりません。

　お取引のルール（個人向け国債）｜野村證券を見ると、とあります。

　ネット上で手続きが完結できないのは残念ですが、文句を言っても仕方がないので取引店に電話連絡しました。

　本人確認として、口座番号と氏名、生年月日を確認された上で、個人向け国債の売却手続きに入ります。思ったよりもスムーズに進みます。
　ところがここでアクシデントが生じました。個人向け国債を野村信託銀行「野村Webローン」に担保として提供していたことを忘れていたのです。ローンの担保を外さないと、個人向け国債を売却できないとのことでした。

　既にローン返済は終わっているので、Ｗｅｂ上から速攻で担保を解除しました。けれども、担保解除の反映は翌営業日とのことで、当然ながら個人向け国債の売却も翌営業日にズレ込みます。悲しいですが自業自得です。

　ちなみに野村Webローンは、使い道が自由なのに年1.5%という非常にお得な金利で借りることができるローンです。

野村Webローン｜野村信託銀行
www.nomura-trust.co.jp/lp/loan/index.html

　利用方法も簡単で、野村證券「野村ホームトレード」から「野村信託銀行 預金・ローン」をクリックして、野村信託銀行のページを開き、野村Webローンを申し込むだけです。担保さえ差し入れれば審査なしでOKです。契約申込の翌日には、個人向け国債を担保設定した上で、借入することができました。返済もネットから簡単にできます。
　個人向け国債を担保設定した場合、額面の80％まで借り入れることが可能です。自分の場合、6日間で返済したので支払利息は394円でした。

　野村Webローンは非常に使い勝手が良いのですが、一点だけ不便なことがありました。野村信託銀行は認証カードを発行しないと、野村證券以外へ振り込むことができないのです。野村Webローンの利用にあたっては、野村信託銀行の認証カードは必須です。

　そんなことを知らなかったので、当然ながら手元に認証カードなどありません。認証カードは郵送されるので、手元に届くまで結構な時間がかかります。その間、資金は拘束され、ローン利息だけが増えるのは耐えられません。

　仕方がないので、野村Webローンの借入分については、野村證券の口座に振り込んだ上で、野村證券から登録済みの銀行口座へ出金し、更にその銀行口座から資金移動するという手順を踏むことで目的を達しました。この資金移動により時間が浪費されましたが、1日で済んだのはラッキーでした。

　ところで、個人向け国債の売却を依頼した翌日に、野村證券の担当者から担保解除の連絡と、売却手続きを進めるとの連絡が届きました。MRF口座に資金が移動するのは3営業日後とのことです。
　お忙しいところ、丁寧かつ迅速な対応をとっていただき、ありがとうございました。気持ちよく取引することができました。なお、おすすめ商品をプッシュされるとか、営業的なことは一切ありませんでした。機会があれば、個人向け国債に限らず、また野村證券を利用したいと思います。

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