複利の破壊力を終価係数や年金現価係数等から実感する

「最速資産運用」更新状況：

FP技能士6係数:一括計算ソフトを公開

　FP技能士6係数(終価係数/現価係数/年金終価係数/減債基金係数/年金現価係数/資本回収係数)を一括計算。積立運用や取崩返済等の具体例や将来価値(FV)/現在価値(PV)/毎年支払額(PMT)との関係も解説。

「最速資産運用」運営者より：

　FP技能士6係数:一括計算ソフトを公開しました。「年利率」「期間」「金額」を入力するだけで、ファイナンシャル・プランニング（FP）技能士に必要不可欠な6つの係数を一括計算するツールです。
ma-bank.net/tool/fvpvpmt/

　対応する係数は以下の6つです。

1. 終価係数
2. 現価係数
3. 年金終価係数
4. 減債基金係数
5. 年金現価係数
6. 資本回収係数

　なお、「年利率」「期間」「金額」を入力しない場合は「期間:10年・金額:100万円」の条件で試算します。

　各係数や実際の金額に加え、より理解を深めることを目的に、下記の通り具体例や具体的な計算式についても表示するようにしました。

　また、係数グループごとに下記のように色分けをしました。色なしは一定、黄色は増加、ピンクは減少となります。

• 色なし：一回きりの運用（*定期預金や投資信託等）
• 黄色　：積立運用（*積立預金や積立投信等）
• ピンク：取崩/返済（*年金取崩や住宅ローン返済等））

　このツールを活用することで、複利の破壊力を実感することができます。

　例えば、「年利率:5％・期間:40年・金額:100万円」で試算してみます。
ma-bank.net/tool/fvpvpmt/?on=1&rate=5&nen=40&va...

　100万円を年利5％で複利運用すると40年後には704万円になります（*終価係数）。株式型のインデックスファンドを長期保有するというイメージでしょうか。
　更に、100万円を毎年積み立て、年利5％で複利運用すると40年後には1億2,079万円になります（*年金終価係数）。毎月8.3万円（＝100万円÷12ヶ月）を積み立てて、5％複利で運用すると、40年後には1億円を突破するのです。
　また、1,716万円を年利5％で複利運用しながら40年間で均等に取り崩すと毎年100万円使えます（*年金現価係数）。老後資金1,700万円を5％複利で運用すると、40年間に渡って毎月8.3万円ずつ使えるのです。
　年利率が上がれば上がるほど、加速度的に増加します。複利の威力って凄いですね。

　マイナス金利政策下において、年利5％で運用するのは容易なことではありませんが、ある程度リスクを取れば十分達成可能です。そのためには、株式投資や不動産投資、為替などについて、経験を積みながら理解を深めていくしかありません。

　なお、40年と言えば物凄く長く感じますが、20才であれば60才、40才であれば80才です。人生100年時代が到来していることを考えると決して長くはありません。
　時間を味方につけて、複利の効果を最大限活用したいものです。

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