ヒロセ通商の有価証券報告書をつらつらと眺めてみる｜FXのスプレッド動向（2016年3月）

2016年3月18日、ヒロセ通商がＪＡＳＤＡＱスタンダードに新規上場することが決まりました。「LION FX」を運営しているFX業者です。当社株式の東京証券取引..

【情報公開日】2016/03/04　【関連タグ】FX 有価証券報告書を読んでみた金融株式

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「最速資産運用」運営者より：

　2016年3月18日、ヒロセ通商がＪＡＳＤＡＱスタンダードに新規上場することが決まりました。「LION FX」を運営しているFX業者です。

当社株式の東京証券取引所JASDAQ（スタンダード）への新規上場承認のお知らせ｜ヒロセ通商
hirose-fx.co.jp/index.php?aid=He_HeView&page=91512

　以前ブログで「LION FX」の口座開設をレポートした縁もあるので、ヒロセ通商の有価証券報告書をつらつらと眺めてみました（投資家マチヨが行く：FXで資産運用！への道－１参照）。

　まずは、営業収益（売上高）と当期純利益の推移を確認します。

新規上場申請のための有価証券報告書｜ヒロセ通商
www.jpx.co.jp/listing/stocks/new/nlsgeu000001fx...

　平成23年3月期から平成25年3月期にかけて、営業収益（売上高）が急激に伸びていますが（19.6億円→27.6億円→41.1億円）、その後停滞していること（42.3億円→42.4億円）が分かります。直近5期の当期純利益の最高値は、平成24年3月期（2.6億円）ですし、残念ながら成長性はあまり感じられません。

　上場直前に停滞していることが気になったので、平成22年3月期以前の経営指標についても確認することにしました。幸いなことにヒロセ通商のＷｅｂサイトにおいて、平成20年3月期から開示されていました。

財務諸表｜ヒロセ通商
hirose-fx.co.jp/category/company/disclosure/zai...

　平成20年3月期から平成23年3月期までの営業収益（売上高）と当期純利益を一覧化してみます。
　

項目	平成20年3月	平成21年3月	平成22年3月	平成23年3月
営業収益	1,474,842千円	2,184,415千円	2,091,139千円	1,961,250千円
当期純利益	462,271千円	554,673千円	246,251千円	124,053千円

　
　判明したのは平成21年3月期から平成23年3月期にかけて、営業収益（売上高）が停滞していたことです（21.8億円→20.9億円→19.6億円）。
　しかも、当期純利益は、平成20年3月期（4.6億円）と平成21年3月期（5.5億円）が飛びぬけて良いです。直近の平成27年3月期の純利益が2.3億円ですから、数年前に比べると半減していることになります。結構きついですね…

　毎年利益を出している堅実な会社ですが、正直なところ投資先としては少し物足りないように感じました。

※ヒロセ通商の有価証券報告書をつらつらと眺めてみる－２｜FX通貨ペア取引高動向（2016年1月）に続く

　FX比較ランキング(スプレッド/キャッシュバック/売上/利益)のスプレッド等を更新しました。
　前月と比べて変動があったスプレッドについて以下に一覧表示します。今後のスプレッド動向を判断する際など、参考にしていただければ幸いです。