月150億円を民間銀行は日銀から受取｜定期預金の金利動向（2016年8月）

項目	プラス金利	ゼロ金利	マイナス金利	計
都市銀行	812,430	257,280		1,069,710
地方銀行	152,150	94,520	4,500	251,170
第二地銀協加盟行	39,860	10,710	550	51,120
外国銀行	194,260	4,840	15,810	214,910
信託銀行	161,180	119,770	78,270	359,220
その他準備預金制度適用先	536,350	85,370	154,620	776,340
準備預金制度非適用先	188,490	23,630	3,120	215,240
合計	2,084,720	596,120	256,870	2,937,710

　プラス金利の対象となる基礎残高は208.4兆円、マイナス金利の対象となる政策金利残高は25.6兆円ということが分かります。

　次に上記残高について手数料を求めます。プラス金利は年0.1％、マイナス金利は年▲0.1％です。なお、期間は6/16から7/15なので30日間で計算しました。

日銀当座預金残高（2016年6月）にかかる手数料　単位：億円

項目	プラス金利	マイナス金利	計
都市銀行	66.78	0.00	66.78
地方銀行	12.51	▲0.37	12.14
第二地銀協加盟行	3.28	▲0.05	3.23
外国銀行	15.97	▲1.30	14.67
信託銀行	13.25	▲6.43	6.82
その他準備預金制度適用先	44.08	▲12.71	31.37
準備預金制度非適用先	15.49	▲0.26	15.23
合計	171.36	▲21.12	150.24

　日本銀行が民間銀行に171.36億円の手数料を支払う（プラス金利）反面、民間銀行が日本銀行に21.12億円の手数料を支払う（マイナス金利）ことになります。すなわち150.24億円（＝171.36億円－21.12億円）が、日本銀行から民間銀行に支払われたという訳です。

　上記手数料の月別推移は以下の通りとなります

項目	①プラス金利	②マイナス金利	計	比率(①÷②)
2016年2月	165.7	▲18.35	147.35	9.03
2016年3月	178.38	▲25.25	153.13	7.06
2016年4月	172.09	▲17.45	154.64	9.86
2016年5月	177.5	▲17.38	160.12	10.21
2016年6月	171.36	▲21.12	150.24	8.11

　2016年5月の差引手数料は160.12億円だったので、民間銀行が日本銀行から受け取る手数料は前月比で9.88億円（＝150.24億円－160.12億円）減少したことになります。

　定期預金(1年以内)金利比較ランキング等の定期預金の高金利ランキングを更新しました。
　前月と比べて金利変動があった定期預金について以下に一覧表示します。今後の金利動向を判断する際など、参考にしていただければ幸いです。

定期預金：金利動向（※2016-07-15との比較）

期間	金利アップ	金利ダウン
3ヶ月～1年	2件	0件
2～3年	0件	1件
5年	0件	1件

　前回（月160億円を民間銀行は日銀から受取｜定期預金の金利動向（2016年7月））から、金利の変動はほとんどありませんでした。

金利（3ヶ月～1年）

定期預金	2016-08-01	前月比 (2016-07-15)
池田泉州銀行ダイレクトプラス定期 1年 (※10,000円～2,999,999円)	0.25%	(＋0.15%)
池田泉州銀行ダイレクトプラス定期 1年 (※3,000,000円～)	0.3%	(＋0.2%)