非正規雇用について考えてみる

現代日本において3人に1人が非正規雇用です。2015年(平成27年)には37.5%に達しています。平成6年(1994年)時点では5人に1人(20.3%)だったことを考え..

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 現代日本において3人に1人が非正規雇用です。2015年(平成27年)には37.5%に達しています。平成6年(1994年)時点では5人に1人(20.3%)だったことを考えると、この20年で雇用の流動化が急速に進んだことが分かります。

正規雇用と非正規雇用労働者の推移|厚生労働省
www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11650000-S...
正規雇用と非正規雇用労働者の推移|厚生労働省
 非正規雇用の場合、雇用が不安定なことに加え、正規雇用に比べると一般的に給料が安くなります。昇給に繋がるキャリアアップが難しいケースが多いので、家計が苦しくなるだけでなく、出産やマイホーム等といったライフプランを作成することも難しくなります。正規雇用に比べると、金銭面では不利になりやすいと言えます。
 

非正規雇用を選んだ主な理由とは?

 ところで「労働力調査(詳細集計)平成28年(2016年)7~9月期平均(速報)」(総務省統計局)において、非正規雇用を選んだ主な理由がまとめられています。
www.stat.go.jp/data/roudou/sokuhou/4hanki/dt/pd...

 男性の場合、「自分の都合のよい時間に働きたいから」(148万人。24.8%)と「正規の職員・従業員の仕事がないから」(138万人。23.2%)が多く占めています。
 2013年からの推移を見ると、「自分の都合のよい時間に働きたいから」が増加傾向にある反面、「正規の職員・従業員の仕事がないから」が減少傾向にあることが分かります。
現職の雇用形態についた主な理由別非正規の職員・従業員数
 女性の場合、「自分の都合のよい時間に働きたいから」(378万人。28.9%)と「家計の補助・学費等を得たいから」(320万人。24.5%)が多く占めています。
 2013年からの推移を見ると、男性と同様に「自分の都合のよい時間に働きたいから」が増加傾向にありますが、「家計の補助・学費等を得たいから」は波はあるにせよ横這い傾向にあります。
現職の雇用形態についた主な理由別非正規の職員・従業員数
 非正規雇用を選んだ最も多い理由が、男女共に「自分の都合のよい時間に働きたいから」という結果は正直なところ意外でした。マスコミ報道等により「正規の職員・従業員の仕事がないから」という理由が最も多いと考えていたので…
 

非正規雇用を選んだ主な理由とは?(詳細)

 より詳細に確認してみることにします。

労働力調査(詳細集計) 平成28年(2016年)7~9月期平均(速報)結果|総務省統計局
www.stat.go.jp/data/roudou/sokuhou/4hanki/dt/in...

 上記ページの「第1-3表 現職の雇用形態についた主な理由別非正規の職員・従業員数」より、
  • 自分の都合のよい時間に働きたいから
  • 家計の補助・学費等を得たいから
  • 正規の職員・従業員の仕事がないから
の3つの推移(2013年7月~2016年9月)についてグラフ化してみました。

 男性の場合、「正規の職員・従業員の仕事がないから」と「自分の都合のよい時間に働きたいから」の占める割合が逆転していることが分かります。
現職の雇用形態についた主な理由別非正規の職員・従業員数
 女性の場合、「自分の都合のよい時間に働きたいから」と「家計の補助・学費等を得たいから」が拮抗していますが、前者の方がやや多いというところでしょうか。
現職の雇用形態についた主な理由別非正規の職員・従業員数
 全体(男女合計)の場合、「自分の都合のよい時間に働きたいから」「家計の補助・学費等を得たいから」「正規の職員・従業員の仕事がないから」の順で一定していることに加え、その差が徐々に広がっていることが分かります。
現職の雇用形態についた主な理由別非正規の職員・従業員数
 非正規雇用を選んだ理由として、やはり「自分の都合のよい時間に働きたいから」が強いようです。金銭面で不利な扱いを受ける可能性が高いですが、自由になる時間を優先したということなのでしょうか。
 

男女別の正規雇用・非正規雇用の状況

 男女別の正規雇用・非正規雇用の状況についても確認しておきます。

長期時系列表9 年齢階級,雇用形態別雇用者数 - 全国|総務省統計局
www.stat.go.jp/data/roudou/longtime/03roudou.ht...

 男女ともに正規雇用の人数は横ばい(微減)傾向にある反面、非正規雇用の人数は増加傾向にあります。特に女性の非正規雇用の伸び数が凄いです。
年齢階級,雇用形態別雇用者数
 ところが人数ではなく割合で見ると、正規雇用については別の結果になります。男女ともに正規雇用の割合は減少傾向にあります。特に女性の正規雇用の減少ぶりが目立ちます。「女性の活躍推進」には程遠い状況と言わざるを得ません。
 なお、非正規雇用については人数と同様に増加傾向にあります。
年齢階級,雇用形態別雇用者数 

考えなければいけないこと

 男女ともに雇用の安定が失われつつあります。

 企業側の事情として、国際的な競争が激化する中、終身雇用・年功序列といった従来の雇用体系を守ることが難しくなった側面があります。労働者派遣法の度重なる改正が、その流れを加速させました。

 その反面、非正規雇用を選ぶ最大の理由は「自分の都合のよい時間に働きたいから」という現実があります。高度経済成長を経て日本は豊かになりましたが、その反動なのか金銭よりも自由になる時間を重視する人が増えているようです。

 企業と労働者のそれぞれの事情により、3人に1人が非正規雇用という状況になりましたが、あまり好ましいとは思えません。雇用が安定しない中、ライフプランを作成しても、うまくいく可能性は高くないように感じます。

 特に考えなければいけないのは、もともと弱い立場にあった女性の雇用です。女性の雇用者数は増えていますが、増えているのは非正規雇用だけで、正規雇用は横ばい状態です。女性が社会進出しているのは確かですが、不安定な非正規雇用に偏っているのは問題があります。

 パート主婦の損得勘定で言及しましたが、専業主婦を推奨する(=女性の社会進出を阻む)制度が幅をきかせています。
  1. 国民保険の第3号被保険者
  2. 配偶者に係る扶養手当(公務員や大企業等)
  3. 所得税の配偶者控除
 このような制度を温存したままでは、収入を低く抑えることを優先し、非正規雇用を希望する既婚女性ばかり増える可能性が高くなります。女性の正規雇用は増えづらいでしょう。

 非正規雇用については、女性の社会進出を阻む制度を変えていくこととセットにして考えるべきだと思います。例えば女性の社会進出を加速する一方策として、所得税において配偶者控除の廃止と夫婦控除の導入が検討されているようです。
 今すぐ導入されることはなさそうですが、政治の力に期待したいところです。
ライフプランとは
生涯設計や資産運用の目標、ファイナンシャルゴールを明確にして、自分のライフデザインを実現するための具体的な計画立案。マイホームや教育費、生命保険(社会保険)等について。
パート主婦の損得勘定
国家公務員の配偶者手当が半減 2016年8月8日、人事院は「職員の給与の改定に関する勧告」において、配偶者に係る扶養手当を月6,500円に減額すること..

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