富裕層向けプライベートバンクとは

プライベートバンク(ウェルスマネジメント)について。富裕層と超富裕層、一任勘定、ジョイントアカウント、国内のプライベートバンク一覧。
【カテゴリ】金融株式  【ステップ】3. 殖やす 4. 守る
【最終更新】(※情報登録:2010/07/08)
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プライベートバンクの概要

 プライベートバンクとは、富裕層向けのプライベートバンキング・サービスに特化した金融機関です。小規模かつ無限責任パートナーで構成されているケースが大半ですが、商業銀行のプライベートバンキング部門もプライベートバンクと呼ばれています。
 スイス銀行法で規定されたプライベートバンクが有名で、世界中の預金や株式・債券投資信託などを一元的に長期運用します。
 

富裕層と超富裕層

 明確な定義はありませんが、概ね100万米ドル(1億円)以上の金融資産を保有する人(世帯)を富裕層と呼んでいます。日本では100万世帯前後存在するようです。
 また、超富裕層(Ultra-high-net-worth)という定義もありますが、その金額については様々な説があります。
  • 500万米ドル(5億円)以上
  • 3,000万米ドル(30億円)以上
  • 5,000万米ドル(50億円)以上
富裕層(超富裕層)の人数や保有資産について調べてみた
 富裕層とは金融資産が100万米ドル(1億円)以上のケースを指すようですが、超富裕層については異なる定義がいくつか存在します。500万米ドル(5億円)..

 プライベートバンクの最低預金額は100万米ドル(1億円)が一つの目安と言われています。富裕層と言うよりも超富裕層をメインターゲットにしているのでしょう。
 

プライベートバンキング・サービスとは

 金融商品全般を一元的に提供するサービスです。近年では、より広い範囲で顧客をサポートする「ウェルスマネジメント」と呼ばれることも多くなっています。

 預金や株式、債券投資信託に加え、オプション、プライベートエクイティ、ヘッジファンド、IPOなど、さらには保険を扱っているケースもあります。取り扱う商品は金融機関の通常窓口販売より多い上に、預け入れる資金量が多くなれば金融商品の利率も高くなります。

 金融商品以外にも以下のようなサービスを提供するプライベートバンクがあります。
  • 遺産や相続などの税金対策・資産継承
  • ファミリーオフィスや家族財団の設立支援
  • 専門家(弁護士、税理士、医者等)の手配
  • 子供の教育・留学の手配
  • 美術品取引の手配

 顧客の希望(リスクとリターン)に合わせて商品を紹介するので、オーダーメイド商品(ストラクチャード・プロダクト)を提供することも可能です。それゆえ、ポートフォリオ(運用資産の組み合わせ)は、顧客によって異なります。

 プライベートバンクは、資産を殖やす(資産運用)ためというよりも、どちらかと言えば資産を守る(資産保全)ために利用されてきたという歴史があります。そのため、税金対策、あるいは資産を外部から分かりにくくすることを目的とした、様々なサービスが用意されています。

 なお、ウェルスマネジメントは、従来のプライベートバンキング・サービスよりもパフォーマンス向上を重視する傾向があります。
 

ジョイントアカウント

 共有名義口座。家族間などで口座を共有できるサービス。
 メリットとしては、相続時の手続がスムーズに進むことが挙げられます。名義人の一人が死亡した場合でも、当然ながら遺産を容易に把握できますし、遺族の証明をする必要もなければ、口座が凍結されることはありません。
 デメリットとしては、言語の問題や離婚その他理由によるジョイントアカウントを解除時の煩雑さが挙げられます。
 

ナンバーズアカウント

 匿名口座。現在はマネー・ローンダリング防止のため、新規開設することができなくなっています。
 

金融機関破綻した場合

 あまり考えたくないことですが、金融機関破綻するリスクがあります。万一破綻した場合でも、公的な保護制度が用意されているので、保護される範囲等について取引前に確認しておくことをお勧めします。
金融機関等の破綻で保護される範囲
銀行・保険会社(生保、損保)・証券会社・先物取引業者が破綻した場合、公的に保護される範囲や信託銀行による分別管理について解説します。
 

一任勘定

 顧客の運用方針(リスクとリターンなど)に従い、ファンドマネージャーの裁量に資産運用が委ねられるサービス。運用手数料はプライベートバンクにより異なります。。
 ファンドマネージャーによる個々の取引について課税が発生しますが、複利運用や課税繰延を重視する方針にすれば、解約を極小化することが可能です。
 類似するサービスとして、証券会社が提供する「ラップ口座」と生命保険会社が提供する「PPB」があります。

1. ラップ口座

 主に証券会社が提供するサービス。資産運用証券会社に委ねられます。投資信託を中心にポートフォリオを組んで運用するケースが多く、「ファンドラップ」とも呼ばれています。
 買付手数料は不要ですが、信託報酬など運用手数料がかかります。
(例)野村SMA(エグゼクティブ・ラップ)の運用手数料
  • Ⅰ.投資一任受任料:
    • 固定報酬制=運用資産×最大0.108%
  • Ⅱ.SMA手数料:
    • 固定報酬制=運用資産×最大1.512%
  • Ⅲ.投資信託:(*個々の取引で必要)
    • 信託報酬=信託財産×最大4%
    • 信託財産留保額=信託財産最大×0.5%
    • その他費用(*個々の取引に応じて必要)
※固定報酬(I+Ⅱ):最大1.62%(*契約金額5,000万円以上)

2. PPB(プライベート・ポートフォリオ・ボンド)

 生命保険会社が提供するサービス。資産運用は生命保険会社に委ねられます。日本の生命保険会社は法律で取扱いが禁じられています。ラップ口座に似ているが、保険会社名義で個々の取引をするなどの違いがあります。
 メリットとしては、機関投資家しか購入できない金融商品を組み入れることなどがあります。
 ラップ口座に比べると運用手数料は安いですが、初期費用や早期解約手数料は高い。また、保険業法第186条により、日本居住者は、日本に支店のない海外保険会社との契約が禁じられているので、法律に抵触する可能性があります。
 

国内のプライベートバンク一覧

 代表的な国内のプライベートバンク(ウェルスマネジメント)をリストアップしてみました。なお、在外法人も含みます。

プライベートバンク

UBSウェルス・マネジメント
www.ubs.com/jp/ja/wm.html
クレディ・スイス「プライベート・バンキング」
www.credit-suisse.com/jp/ja/private-banking.html
ロンバー・オディエ信託
www.lombardodier.com/ja/home/offices/asia-pacif...
ピクテ投信投資顧問「プライベートバンク」
www.pictet.co.jp/hnwi/

商業銀行

三菱東京UFJ銀行「プライベートバンキング」
www.bk.mufg.jp/soudan/shisan/
三井住友銀行「プライベート・アドバイザリー本部」
www.smbc.co.jp/aboutus/business/bumon/kigyou.html

信託銀行

三菱UFJ信託銀行「プライベートバンキング」
www.tr.mufg.jp/ippan/lineup/privatebanking.html...
SMBC信託銀行「プライベートバンキング」
www.smbctb.co.jp/contents/private-banking/
三井住友信託銀行「プライベートバンキング」
www.smtb.jp/personal/private/
みずほ信託銀行
www.mizuho-tb.co.jp/

証券会社

野村證券「本店ウェルス・マネジメント一部」
www.nomura.co.jp/branch/branch/h_wmanage1.html
大和証券「ウェルスマネジメント」
www.daiwa.jp/service/course/wealth_management/
三菱UFJモルガン・スタンレーPB証券
www.pb.mufg.jp/rwd/

その他

みずほプライベートウェルスマネジメント
www.mizuho-fg.co.jp/company/group/outline/other...
三菱UFJウェルスマネジメント銀行 (*スイス)
www.hd.sc.mufg.jp/company/group_muwm.html
日本ウェルス銀行(*香港)
jp.www.nipponwealth.com/

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更新履歴

富裕層向けプライベートバンクとは
プライベートバンクとは (*2010年版)

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