A.効率的な資産形成(資産活用)方法
資産形成の第一歩は、種銭を作ることです。
相続や贈与などで種銭を作ることができれば苦労はありませんが、そのような幸運を待つのは時間の無駄です。
以下、代表的なものを
リスクが低い順に挙げます。
- 1.毎月定額のキャッシュを預金に回し、種銭を作る。
- 2.毎月定額のキャッシュを投資に回し、種銭を作る。
- 3.借入をして、種銭を作る。
1. 毎月定額のキャッシュを預金に回し、種銭を作る。
この場合、生活費の残りを預金に回すのではなく、あらかじめ積立預金として確保しておく方が確実です。
サラリーマンは、給料天引き型の財形貯蓄(勤労者財産形成貯蓄)が最もお勧めです。職場によっては利子補給を受けることができますし、有利な条件で各種借入(財形持家融資や財形教育融資)をすることが可能になるなど、メリットは大きいです。
2. 毎月定額のキャッシュを投資に回し、種銭を作る。
株式や
投資信託などを毎月一定額購入する手法です。証券会社には、積立型の
投資信託やミニ株など多彩な商品があります。
不動産の投資をしたい場合は、リート(REIT)を利用すれば可能です。
また、毎月
FXに投資することも有効です。
毎月投資することによって、値下がり
リスクを低減することができる反面、相場が下落傾向にあるときは損失が雪ダルマ式に膨れ上がるといった側面もあります。
3. 借入をして、種銭を作る。
自己資金の数倍の種銭を利用することで、大きくリターンを狙う場合に有効です。
投資用不動産など、収益が確実に見込まれる場合に検討します。
大きなリターンが見込まれますが、期待された収益が上がらない場合、借入金の元利返済負担に耐え切れなくなり、担保として提供した資産が没収されたり、最悪の場合、追加の担保を求められることもあります。
4. 出資をしてもらい、種銭を作る。
また、上記以外に「出資をしてもらい、種銭を作る」方法もあります。いわゆる
起業です。
借入とは違い返済義務がないのである意味
リスクは低いと言えますが、その分出資者を納得させるようなビジネスプランが求められますし、ビジネスを展開する以上別種の
リスクが発生しますので、万全の準備と慎重な対応が求められます。
5. 保有資産を活用して、資産形成を行なう。
種銭を作らなくても、現在保有している資産を有効活用することにより、資産形成をする方法があります。この場合、有形資産だけでなく無形資産を活用しますし、複数の資産を効率的に組み合わせることも検討します。
例えば、
マイホームを所有していて敷地に余裕がある場合、駐車場として貸し出すことを検討します。
また、技能や能力を生かす方法が考えられます。インターネットの出現により、勤務時間外に、
サイドビジネスや副業を行なうことや、週末
起業などが容易になりました。
B.効果的な資産保全(資産防衛)方法
資産形成と同時に考えなければいけないことは、いかにして資産保全をするかということです。例えば、
投資用不動産で家賃収入を得たとしても、修繕費がかさむなどそれを上回る費用が発生すれば資産は目減りします。
投資信託を購入した直後に10%以上値上がりして喜んでいたところ、3ヶ月後に20%以上も目減りすることなど日常茶飯事です。
以下、資産保全(資産防衛)方法について代表的なものを挙げます。
- 資産取得前に、その資産について徹底的に調べ、リスクをリストアップする。
- リスクを低減する手段をリストアップし、費用対効果を検討した上で実行する。
- リスクが現実化した際、最善の対策が講じられるように常日頃から準備をしておく。