0.75％定期預金とセット契約の信託商品は何がお勧め？｜みずほ信託銀行

0.75％の定期預金（ただしセット契約が必要）：

　みずほ信託銀行が「定期預金 特別金利キャンペーン」を実施中です。ただし、各種信託商品等とのセット契約が要件なので注意が必要です。
www.mizuho-tb.co.jp/saving/pdf/t...

　キャンペーン要件等は以下の通りです。

• 金利：
  • 3ヶ月もの：0.75％
  • 6ヶ月もの：0.45％
• 預入金額：500万円以上1億円以下
• キャンペーン期間：2018年11月5日（月）～2018年12月28日（金）
• 条件：以下のいずれかを満たす個人とその家族
  • アパートローン：借入人、連帯保証人（預入日時点での借入残高があること）
  • アパート併用住宅ローン：借入人（預入日時点での借入残高があること）
  • 教育資金贈与信託：委託者、受益者、受益者の親権者
  • 家族信託：委託者、帰属権利者、第2受益者
  • 暦年贈与型信託：委託者
  • 結婚・子育て支援信託：委託者・受益者
  • 財産承継信託：委託者、受益者（後見制度支援信託タイプは対象外）
  • 遺言信託：契約者
  • 事業承継信託：委託者、受益者（遺言代用タイプは第2受益者・第3受益者）
  • 選べる安心信託：委託者
  • 投資信託や「世界の賢人」、「貯蓄の達人」の合計評価金額が100万円以上
• 備考：新規預入に限る。申込時に所定のアンケート記入が必要。

　年0.75％という3ヶ月もの定期預金は非常に魅力的ですが、上記各商品とのセット契約が必要なので慎重な対応が必要となります。定期預金のキャンペーン金利につられて契約したのはいいけれども、セット契約商品で損失が出るとなると目も当てられません。

　と言う訳で、各セット契約商品の内容について確認してみました。
　

セット契約商品の検討（元本保証＆信託報酬なし＆手数料無料）

　上記セット商品のうち「元本保証＆信託報酬なし＆手数料無料」の要件に該当するのは以下の通りです。

• 教育資金贈与信託（学びの贈りもの）
• 結婚・子育て支援信託（希望の贈りもの）
• 家族信託（安心の贈りもの）
• 暦年贈与型信託（想いの贈りもの）

　

教育資金贈与信託（学びの贈りもの）

www.mizuho-tb.co.jp/souzoku/kyou...

• 信託金額：5,000円以上1,500万円以下1円単位
• 委託者：受益者の直系尊属（父母や祖父母等）
• 受益者：30歳未満の個人
• 信託期間：受益者が満30歳に達する日まで

結婚・子育て支援信託（希望の贈りもの）

www.mizuho-tb.co.jp/souzoku/kekk...

• 信託金額：5,000円以上1,000万円以下1円単位
• 委託者：受益者の直系尊属（父母や祖父母等）
• 受益者：20歳以上50歳未満の個人
• 信託期間：受益者が満50歳に達する日まで

家族信託（安心の贈りもの）

www.mizuho-tb.co.jp/souzoku/kazo...

• 信託金額：100万円以上1,000万円以下1円単位（*一時金型）

暦年贈与型信託（想いの贈りもの）

www.mizuho-tb.co.jp/souzoku/reki...

• 信託金額：500万円以上1円単位
• 信託期間：5年以上30年以下

　この中では「教育資金贈与信託（学びの贈りもの）」と「結婚・子育て支援信託（希望の贈りもの）」については、信託金額5,000円から契約可能と、物凄く手軽です。両者とも税制優遇措置を意識した金融商品なので、子育て世代にとっては利用価値が高いと思われます。
　信託金額100万円以上とハードルが上がりますが、家族信託（安心の贈りもの）も悪くありません。
　

セット契約商品の検討（手数料無料）

　上記セット商品のうち「手数料無料」の要件に該当するのは以下の通りです。

• 世界の賢人
• 貯蓄の達人

　投資信託については、ノーロード（販売手数料無料）のインデックスファンドが見当たらなかったので外しました。
　

世界の賢人：基準価額型金銭信託（外貨建公社債運用型）

www.mizuho-tb.co.jp/saving/trust...

• 金額：30万円以上1円単位
• 信託報酬：年1.2％
• 種類：実績配当型の金銭信託
• 投資先：世界主要先進国の国債に投資。為替ヘッジなし。

貯蓄の達人：金銭信託（予定配当率固定型） <第1受益権>

www.mizuho-tb.co.jp/saving/trust...

• 金額：10万円以上1円単位
• 予定配当率：
  • 1年もの：0.07％（*1,000万円以上は0.10％）
  • 2年もの：0.10％（*1,000万円以上は0.13％）
  • 5年もの：0.13％（*1,000万円以上は0.16％）
• 信託報酬：年0.01～3％
• 種類：実績配当型の金銭信託
• 投資先：自動車ローンやショッピングクレジット債権、住宅リフォーム資金の貸付金、住宅ローンなどを裏付資産とした円建ての信託受益権等に投資。

　両者とも元本保証型ではなく実績配当型の金融商品ですが、「貯蓄の達人」の方がリスクは少なそうです。ただ、予定配当率が決められているとは言え、保証されている訳ではないので元本割れする可能性があります。
　

0.75％定期預金とセット契約の信託商品は何がお勧め？

　みずほ信託銀行「定期預金 特別金利キャンペーン」を利用するにあたっては、元本保証のある「教育資金贈与信託（学びの贈りもの）」や「結婚・子育て支援信託（希望の贈りもの）」とのセット契約がお勧めだと思われます。しかも両者とも信託金額は5,000円からと手軽に始められます。委託者（契約者）だけでなく、受益者もキャンペーン対象なのも嬉しいところです。
　ただし、信託期間（＝資金の拘束期間）が長くなる可能性が高いので、子育て世代向けの節税手段を検討している場合に限定されるかもしれません。

　次点として信託期間が1年と限定的な「貯蓄の達人」が挙げられます。元本保証ではありませんが、投資先を見る限り元本割れする可能性は高くないと思われます。ただし、キャンペーン要件を満たすには100万円が必要です。

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