マイナポイントを利用すべきなのか？（ポイント還元制度との比較）

「最速資産運用」更新状況：

マイナポイント事業の決済サービス比較(2023年9月末終了)を公開

　全37件のマイナポイント事業のキャッシュレス決済サービスについて、利用方法や還元方法、還元時期などを一覧比較。マイナポイント事業の概要や注意点。

「最速資産運用」運営者より：

　最大25％還元されるマイナポイントの申込が2020年7月1日より開始します。
mynumbercard.point.soumu.go.jp/

　マイナポイントの概要は以下の通りです。

• 特典：利用額の25％を還元（最大5,000円相当）
• 要件：
  • 要マイナンバーカード
  • マイナポイントの予約（※マイキーIDの設定）
  • マイナポイントの申込（※キャッシュレス決済サービスを1つだけ選択）
  • 期間中、上記キャッシュレス決済サービスで支払い
• 期間：2020年9月1日(火)～2021年3月31日(水)
• 備考：利用方法や還元方法はキャッシュレス決済サービスによって異なる。「マイナポイントの申込」は2020年7月1日より開始。

　25％還元（最大5,000円相当）は確かに魅力的ですが、その反面、マイナンバーカードを用意したり、マイキーIDを設定したり、キャッシュレス決済サービスを1つだけ選択したりと、いくつものハードルが待ち構えています。2020年6月30日まで実施中のポイント還元制度(キャッシュレス消費者還元事業)については、消費者側には事前準備が一切必要なかったのとは対照的です。

　マイナポイント事業の決済サービス比較(2023年9月末終了)とポイント還元制度の決済サービス比較を作成した経験を踏まえ、似たような2つのキャッシュレス推進政策について比較してみます。
　

項目	ポイント還元制度	マイナポイント
還元率	2％/5％	25％
最大還元額	上限なし	5,000円
利用方法	購入	購入/前払
対象店舗	中小店舗等	制限が少ない
対象取引	制限が多い
決済手段	複数OK	1つのみ
事前準備	なし	あり
備考		マイナンバーカード必須

　還元率や対象店舗、対象取引については、マイナポイントに軍配が上がりますが、最大還元額と事前準備についてはポイント還元制度の方が圧倒的に優れています。

　一番問題になるのが、事前準備の煩雑さだと思われます。マイナポイントの要件を満たすには、マイナンバーカードに加え、マイナポイント申込時に、おサイフケータイかカードリーダライタが必要となる場合があります。ただし、多くのキャッシュレス決済サービスでは、セブン銀行ATMやコンビニのマルチコピー機、マイナポイント手続きスポット（市役所等）などからの申込も可能なので、おサイフケータイ等を保有していなくても対応可能です（やや手間はかかりますが）。

　端的なところ、マイナンバーカードの発行とマイナポイントの予約・申込といった手間が、最大還元額5,000円に見合うかどうかが、マイナポイントを利用するか否かを左右するポイントだと考えます。事前準備さえクリアすれば、5,000円相当をもらうのはさほど困難でないからです。

　自分の場合、マイナンバーカードとカードリーダライタを保有しており、マイナポイントの予約（※マイキーIDの設定）まで終わっているので、当然ながらマイナポイント5,000円相当を受ける気は満々です。

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