ｅＭＡＸＩＳバランスの波乗り状況2/13：収益率やリスク、相関関数の動向（2016年2月）

　インデックスファンド比較ランキングの更新作業をしている最中、「ｅＭＡＸＩＳ バランス（波乗り型）」の資産配分が、またまた大きく変わったことに気付きました。前月に比べて、国内債券の配分が大幅に増加したのです。

　ｅＭＡＸＩＳ バランスのトレンドフォロー戦略：収益率やリスク、相関関数の動向（2016年1月）で言及した通り、このバランスファンドの最大の特徴は、30％の資金を機動的に配分する「トレンドフォロー戦略」で、「過去の運用成績が良い資産の投資比率を上げていく」戦略です。

　「ｅＭＡＸＩＳ バランス（波乗り型）」の前回分と今回分を比較してみました。


　大きく変わったのは、国内株式と国内債券で、「国内株式→国内債券」と配分がシフトしています。前月と完全に逆の動きです…（ｅＭＡＸＩＳ バランスのトレンドフォロー戦略：収益率やリスク、相関関数の動向（2016年1月）参照）。
　

分類		①前回	②今回	①－②
国内	債券	15.63%	31.72%	16.09%
	株式	20.05%	4.4%	-15.65%
	REIT	12.46%	13.02%	0.56%
先進国	債券	12.31%	12.61%	0.3%
	株式	5.59%	4.25%	-1.34%
	REIT	12.67%	12.43%	-0.24%
先進国	債券	12.42%	12.67%	0.25%
	株式	4.29%	4.39%	0.1%
短期金融資産		4.58%	4.51%	-0.07%

　わずか1ヶ月で、資産配分が国内債券重視に戻りました。最近のトレンドは、国内REITと国内債券なので（ノーロードファンド動向（2016年2月）参照）、次回は国内REITへの資産配分が増えるのでしょうか。

　株式市場や債券市場が世界的に激しく変動しているので、しばらくはトレンドフォロー戦略も頻繁に変更するかもしれません。ｅＭＡＸＩＳバランスを、引き続き注視していきます。

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　インデックスファンド比較ランキング等の更新時に、収益率・リスク・相関関数についても最新データに更新しました。収益率等については、SMTインデックスシリーズ各投資信託の実績より算出しています。
　前月と比べてどのような変化があったのかを一覧表示します。今後の投資動向を判断する際など、参考にしていただければ幸いです。

収益率とリスク

相関関数(相関係数)

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