マイナポイント決済サービスの二次公募と期間延長

公開日:2021/01/08

[本ページはプロモーションが含まれています]

「最速資産運用」更新状況：

マイナポイント事業の決済サービス比較(2023年9月末終了)を更新

　最新情報に更新しました。

「最速資産運用」運営者より：

　マイナポイント事務局（一般社団法人環境共創イニシアチブ）が、「マイナポイント制度延長に伴うキャッシュレス決済事業者の二次公募に関するオンライン説明会」を1/13(水)15:30より実施します。マイナポイント事業の延長に関する具体的な動きと言えます。
www.kantei.go.jp/jp/99_suga/stat...

　マイナポイント事業の延長については、菅首相が2020年12月4日の記者会見で言及しています。
www.kantei.go.jp/jp/99_suga/stat...

マイナンバーカードの普及のため、カードを年度末までに申請していただいた方にはマイナポイントの期限を半年間延長します。カードと保険証の一体化を来年３月にスタートし、５年後までには運転免許証との一体化により、更新時の講習や書類の提出がオンラインでできるようになります。今回の経済対策でこれらを一挙に措置します

　この中で気になったのは「カードを年度末までに申請していただいた方」と、期間延長対象を年度末（2021年3月31日）までのマイナンバーカード申請者に限定していることです。対象者を限定する必要があるのでしょうか…

　ところで、なぜマイナポイント事業が延長されるかというと、総務省が想定した申込数（4,000万件）に全く届いていないからです。
www.soumu.go.jp/main_content/000...
マイナポイントによる消費活性化策について｜総務省

　マイナポイントへの申込数ですが、武田総務大臣が2020年12月8日の記者会見で明らかにしている通り、ようやく1,000万件を超えたところです。
www.soumu.go.jp/menu_news/kaiken...

問：　マイナポイントについて伺います。菅総理が先週金曜日の記者会見で、期限の半年延長を表明されましたけれども、申込みはまだ900万人台だったと思いますが、枠は4，000万人分あると思うんですが、これからどう利用者の拡大につなげていかれるかお聞かせください。

答：　マイナポイントへの申込が、1，000万超えたんです。お陰様で、今からどんどんと伸びていくと思いますし、少しでも多くの方々に利用されるように、我々としても普及啓発活動に努めていきたいと思いますし、実際12月6日時点で、マイナンバーカードは2，958万枚、3，000万枚近くになっております。これは、交付で、申請は別です。
　マイナポイントは1，000万人を超える見込みがあったわけであって、我々としては令和4年度末に、ほとんどの住民が保有することを目指して頑張っていきたいと考えております。

　マイナポイント事業の想定申込数が4,000万件ですから、申込数（1,000万件）はわずか4分の1です。しかもマイナンバーカードの発行数は2,958万枚なので、マイナンバーカード保有者の3分の1しかマイナポイントに申し込んでいないことになります。

　還元率25％という大盤振る舞いにもかかわらず、ここまでマイナポイント事業が不人気なのは、申請手続きが面倒臭いということに尽きるかと思います。以前実施されたポイント還元制度(キャッシュレス消費者還元事業)は、還元率は最大5％と少なかったですが、面倒な手続きなしで利用できたことから人気でした。
　
　マイナポイント事業の申込手続きを簡略化するか、何らかのメリットを上乗せしない限り、半年延長しても想定申込数（4,000万件）に到達するのは困難だと思います。しかも菅首相の考えでは、対象者は2021年3月31日までのマイナンバーカード申請者に限定されるようですし。
　

おすすめの資産運用情報