FP1級の自分が生命保険や医療保険を不要と考える理由
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[本ページはプロモーションが含まれています]FP1級の自分は、原則的に生命保険や医療保険に加入していません(※例外あり。後述)。なぜかと言うと、社会保険と保有資産(預金等)で、もしもの場合も十分対応可能だと判断しているためです。
1. ケガや病気をした場合
医療費については30%負担ですし、自己負担額が高額になった場合でも高額療養費が給付されるので上限があります。よって、保有する預金で十分対応可能です。ケガや病気を理由に働けなくなった場合は、障害年金や傷病手当金の受給を検討します。なお、障害年金については、厚生年金に加入しているため障害等級3級でも受給可能です。
2016/06/28更新
2. 死亡した場合
自分が死亡した場合、扶養家族(配偶者と18歳未満の子供)が受給できる遺族年金額をねんきんネットにおいて試算してみました。www.nenkin.go.jp/n_net/

遺族基礎年金は「780,900円+子供1人:224,700円」で、遺族厚生年金は「老齢厚生年金×75%」で試算した結果、以下の遺族年金を受給できることが分かりました。
項目 | 遺族年金 | 月額 | ||
---|---|---|---|---|
①遺族基礎 | ②遺族厚生 | 合計(①+②) | ||
子供2人+配偶者 | 123万円 | 39.4万円 | 162.4万円 | 13.5万円 |
子供1人+配偶者 | 100万円 | 140.0万円 | 11.6万円 | |
配偶者 | - | 39.4万円 | 3.2万円 |
低払いもどし金型定期保険(アクサ生命)に加入しているので、死亡保険金として300万円が扶養家族に支払われます。
2021/08/26更新
iDeCoからは死亡一時金として400万円前後(※金額変動あり)が扶養家族に支払われるほか、つみたてNISAや投信積立なども相続可能です。
2021/08/25更新
この他にも預金などを保有しているので、子供たちの大学卒業までの教育費を含め、扶養家族が金銭的に困窮することはないと考えています。
なお、自分の死亡後、遺族年金や遺産だけでは、満足いく生活水準を保てないと扶養家族が判断するのであれば、扶養家族自らが働くことで十分対応可能だと判断しています。
生命保険や医療保険を不要と考える理由まとめ
医療保険に加入していない自分ですが、社会保険の適用外となる先進医療をカバーする先進医療保険については加入することを真剣に検討しました。2020/04/23更新
検討した結果、自分が先進医療を受ける機会は皆無に等しいことが分かりました。また、実際に必要な費用は多くても300万円前後なので、保有する預金で対応可能だと判断しました。
自分が加入する保険は、社会保険を除き、原則的に多額の支出が見込まれる損害保険(自動車保険や火災保険)に限定されます。例外的に加入している生命保険(低払いもどし金型定期保険)も、生命保険料控除が主目的ですし、(要件を満たせば)110%以上戻ってくるので、保険というよりも貯蓄的な性格が強い金融商品です。
2021/08/26更新
FP(1級ファイナンシャル・プランニング技能士)的に、生命保険や医療保険を不要と考える理由は以下の通りです。
- 預金などの資産をある程度保有している。
- 社会保険制度が充実している。
- ケガや病気の場合は社会保険(高額療養費や障害年金等)で十分対応可能。
- 死亡の場合は社会保険(遺族年金)もあるので十分対応可能。
- 死亡後、扶養家族が生活水準に満足しない場合、自らが働くことで対応可能。
- 社会保険適用外の先進医療は保有資産で十分対応可能。
- 生命保険に加入するのであれば生命保険料控除が主目的で貯蓄性の高いもの。
生命保険や医療保険を不要と考える最大の理由は、もしもの場合に備え、預金などの資産をある程度保有していることです。充実している社会保険制度を併用することで、もしもの場合も十分対応可能だと判断しています。
一般的に、独身時代は、生命保険や医療保険に加入する必要性は少ないと思われます。少なからぬ社会保険料を毎月納付することで社会保険制度の恩恵を受けているですから、民間の保険に加入するよりも、その資金を投資に回して保有資産の極大化を目指す方が合理的です。なお、もしものときの不安が大きいのであれば、保障がシンプルで割安な掛捨て型保険に加入すればOKでしょう。
扶養家族がいる場合は、ライフプランによって大きく異なるので、ケースバーケースです。例えば、マイホームのローンがある場合、死亡時には団体信用生命保険でローン残高がゼロになるので、生命保険の死亡保険金は少なくてもいいかもしれません。いずれの場合でも預金などの保有資産があれば、間違いなく選択肢が大きく広がります。
生きていく上で、全てのアクシデントを保険でカバーすることは不可能に近いです。また、保険はもしもの場合でないと現金化できませんが、預金などは自由に現金化できます。預金などの保有資産の極大化が、もしもの場合に対する最大の備えだと自分は考えます。
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