FXスワップサヤ取りを実際に試してみた

公開日:2017/04/21

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「FXスワップサヤ取り」とは？

　今年2月から「最速FXサヤ取り法」を運営していますが、FX各社のスワップ情報等を発信するだけでなく、「FXスワップサヤ取り」を実際に試してみました。

　もともと「FXスワップサヤ取り」に関心があったので、エクセルでツールを自作していたのですが、データを毎日更新しなければならないので、それならばとＷｅｂサイトを新たに作成したという経緯があります。ところが、3/31まで実施されていた外貨預金キャンペーンに手持ち資金を集中させていたことから、「FXスワップサヤ取り」を試すことが後回しとなってました。

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2017/03/21更新

年利9%を外貨預金＆FX為替ヘッジで実現!

　「FXスワップサヤ取り」とは、FXを両建てして売買スワップポイントの価格差を狙う取引です。ローリスク（為替リスク極小＆コスト極小）でありながらミドルリターン（レバレッジ＆高金利通貨）が期待できます。
　もちろんリスク（スワップポイントの変動リスクやロスカットリスク等）もありますが、工夫することである程度は回避可能です。
　

ニュージーランドドルとオーストラリアドルを選択した理由

　選択した通貨は以下の2つです。

ニュージーランドドル/円 （*2017-04-14開始）
オーストラリアドル/円 （*2017-04-17開始）

　ニュージーランドドルとオーストラリアドルを選択した理由は以下の通りです。

両通貨とも買スワップ (マトリックストレーダー) と売スワップ (DMM FX) が安定的に高い。
両通貨ともスプレッドの負担が比較的少ない。
両通貨とも高金利通貨の中では為替相場の急変が比較的少ない。

　上記1.が最も重要ですが、個人的には上記2.も同じぐらい重視しています。
　「FXスワップサヤ取り」の注意点の一つとして、スプレッド（初期費用）の影響でマイナスから始まることが挙げられます。スワップポイントが突然減少することは十分考えられるので、スプレッドを抑え、なるべく早くプラスに転換したいのです。
　また、上記3.も軽視してはいけません。金利だけをみれば、南アフリカランドやトルコリラの方が高いのですが、いかんせん為替変動が激しいので自分のような素人向けではないように感じます。
　

「FXスワップサヤ取り」の実際

　レバレッジ7倍になるようにFXを売買（約定）した後に、それぞれOCO注文（指値と逆指値）を入れました。

ニュージーランドドル/円
- 約定：76.1円
- OCO：買69.0円 / 売84.0円
オーストラリアドル/円
- 約定：82.4円
- OCO：買74.0円 / 売92.0円

　実際のOCO注文は以下の通りです（ニュージーランドドル/円）。取引は2段階（約定とOCO）になります。

買(Ask)：マトリックストレーダー
- 約定：ニュージーランドドルを76.1円で1Lot買う。
- OCO：「ニュージーランドドルが69.0円か84.0円になったら1Lot売る」注文を設定。
売(Bid)：DMM FX
- 約定：ニュージーランドドルを76.1円で1Lot売る。
- OCO：「ニュージーランドドルが69.0円か84.0円になったら1Lot買う」注文を設定。

　ロスカット手前でOCO注文を入れておくと、為替レートが急変した時でも売買ポジションが同時に自動決済されるので、どちらか片方だけがロスカットされて損失が拡大することを防ぎます。

　なお、あくまでもOCO注文は「もしものときの保険」です。ロスカットされないように為替レートの変動を注視し、必要証拠金が不足しそうになったら適宜入金することを心がけるべきです。常にチェックすることは不可能なので、FX業者が提供するアラートメールの利用をお勧めします。
　今回の場合、売買共に2段階で通知するようにアラートメールを設定しました。

ニュージーランドドル/円 （*約定：76.1円）
- 買(Ask)：73.0円 / 71.0円 （*OCO：買69.0円）
- 売(Bid)：80.0円 / 82.0円 （*OCO：売84.0円）
オーストラリアドル/円 （*約定：82.4円）
- 買(Ask)：78.0円 / 76.0円 （*OCO：買74.0円）
- 売(Bid)：88.0円 / 90.0円 （*OCO：売92.0円）