国債も定期預金も金利が上がらず、学資保険に影響が…

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「最速資産運用」運営者より：

　「国家財政が劣悪だから、そのうち日本国債は暴落する」と言われることがありますが、国債は暴落どころか、ここしばらく高値安定の状態が続いており、一向に金利が上昇する気配は見られません。インフレどこから、いまだにデフレを脱していない状況にあります。
　そんな中、2014年10月募集分の国債の金利等が決まりました。www.mof.go.jp/jgbs/individual/ko...

商品名	年数	金利等	備考
個人向け国債:変動10年(第55回)	10年	0.34％	年利
個人向け国債:固定5年(第43回)	5年	0.11％	年利
個人向け国債:固定3年(第53回)	3年	0.05％	年利
新窓販国債10年(第335回)	10年	0.5%	表面利率

　国債の金利が低い状況はまだまだ続くようです。固定3年で0.05%らしいですが、いったい誰がこのような低金利の商品を購入するのでしょうか…
　
　定期預金の金利も低い状況が続きます。国債と似通った金利水準になるのは仕方のないことですが、預金者とすれば溜息が出てしまいます。
　地域限定などの特殊なものを除くと、1年定期預金で最高0.5%。ここ最近そのような状況が続いていますが、10月に入ってから全般的に更に金利が低下した印象です。
　
　金利低下の影響は、学資保険にも及んでいます。
　ソニー生命の学資保険は返戻率が高いのですが、無配当のⅠ型とⅡ型については販売停止が予告されており、無配当のⅢ型についても販売停止の可能性が示唆されています。

金利情勢等により、学資保険（無配当）は、契約日が2014年11月2日となる場合より、Ⅰ型とⅡ型の販売を停止いたします。学資保険（無配当）Ⅲ型についても販売を停止する場合があります。

　学資保険の運用先ですが、安全運用が基本なので、その大半が国債に投資されていると思われます。国債の金利が上がらないと、他の学資保険についても、今後返戻率が下がる可能性が高いです。

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