ネット通販 配送料無料の光と影〜配送業者の手間を減らしてポイントゲット

　
　先日イトーヨーカドーネット通販でワイン6本とノート10冊を合計3,240円で購入して、楽天ポイント1,048ポイントを獲得しました（楽天Rebates誕生祭を賢くお得に利用する(*追記あり)参照）。この他にも、nanacoポイントが30ポイント（＝3,000円×1%）と、楽天カード決済をしたので楽天ポイントが32ポイント（＝3,240円×1%）が付与される予定ですし、実質的に2,130円（＝3,240円－1,048ポイント－32ポイント－30ポイント）で購入できたことになります。
　今回の税込3,240円という購入額は、楽天Rebates誕生祭のキャンペーン条件とイトーヨーカドーネット通販の送料無料条件の両者を満たす最小金額です。それゆえ、ボーナスポイント1,000ポイントがもらえたし、欲しかったものが激安（ワイン6本が税込2,100円）で買えたし、必要不可欠なもの（ノート10冊）が買えたし、送料無料だったしと、非常に効率よく買い物ができたと満足していますが、一つ引っ掛かることがあります。

　イトーヨーカドーネット通販の注文履歴を確認したところ、どうやらワイン6本とノート10冊が別々に配送されるらしいのです。ワイン6本は既に出荷が完了していますが、ノート10冊は出荷準備中となっています。

　送料無料の条件を満たすために購入額が税込3,240円以上になるよう調整したのですが、まとめて発送されるものだと考えていたこともあり、2つの商品が別々に発送されるとなると複雑な気持ちになります。配送が2回になると、イトーヨーカドーネット通販の（ただでさえ少ないと思われる）利益を圧迫するだろうし、配送業者の手間も倍になります。「配達時に在宅していなければならない」という受取側の事情もあり、まとめて配送してほしかったというのが正直な思いです。特に急いでいませんし…

　もちろん別々に発送するのには相応の事情があるはずですが、最近の宅配業界の動向と大きくズレていると感じざるをえません。

　例えば、2017年4月25日より、郵便局とコンビニ各社は「はこぽす」で受け取ろうキャンペーンを実施中です（2018年3月31日まで。延長の可能性あり）。宅配便の受け取り方に応じてポイントが付与されるユニークなキャンペーンです。

郵便局、コンビニ、「はこぽす」で受け取ろうキャンペーン | 日本郵便株式会社
www.pointuketoru.post.japanpost.jp/guide.html

　キャンペーンの趣旨として、とあります。

　また、2017年10月2日より、LOHACOが「まとめてたのめば、みんなにやさしい。」キャンペーンを実施中です（2018年1月31日まで）。1万円以上のまとめ買いでTポイントが200ポイント付与されるキャンペーンです（5,000円以上の場合は50ポイント）。

LOHACO - 「まとめてたのめば、みんなにやさしい。」まとめ買いでLOHACOから最大200ポイント進呈
lohaco.jp/event/minnani_yasashii/

　キャンペーンの趣旨として、とあります。

　インターネット通販を利用するのは、お得さや利便性などのメリットがあるからです。それを支えるのが販売業者や宅配業者の企業努力です。販売業者と宅配業者の契約関係については消費者サイドから見えませんが、昨今の宅配業者の値上げ発表やマスコミ報道などから考えると、宅配業者がかなり無理をしているようなイメージがあります。今後は宅配業者の負担が軽減される反面、販売業者の負担が増大することが予想されます。

　配送料無料はとても助かるのですが、販売業者や宅配業者が無理をして共倒れされるとなると非常に困ります。今後のことを考えると、ある程度は消費者に転嫁した方がいいと思いますし、販売業者も可能な限りまとめて配送するように心がけた方がいいと思います。

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