65才からの介護保険料が意外と重い（老齢年金の繰下げ繰上げ受給最大化ツールでシミュレーションしてみた）

「最速資産運用」更新状況：

老齢年金の繰下げ繰上げ受給最大化シミュレーションを更新

　社会保険料や税金に対応して手取額を算出するようにした。受給開始年齢と死亡年齢の指定に対応。

「最速資産運用」運営者より：

　老齢年金総額を死亡年齢別に極大化するシミュレーションツール老齢年金の繰下げ繰上げ受給最大化シミュレーションを更新しました。

　主な変更点は以下の通りです。

• 社会保険料や税金を自動計算して手取額を算出するようにした。
• 受給開始年齢と死亡年齢を指定することで、手取額計算の詳細ページを表示させるようにした。
• グラフの充実。

　手取額については、老齢年金の受給額と年齢から、社会保険料や税金を自動計算することで算出しています。対応する社会保険料や税金は以下の通りです。

• 社会保険料
  • 国民健康保険料
  • 介護保険料
  • 後期高齢者医療保険料
• 税金
  • 所得税
  • 住民税

　年齢によって、社会保険料（特に介護保険料）の負担が大きく変わることを、今回の更新作業をきっかけに知りました。

　例えば、以下の条件でシミュレーションしてみます。

1. 誕生年：1972年（50才）
2. 性別：男性
3. 年金見込額(月額)：64,816円
4. 受給開始：60才
5. 死亡年齢：80才

ma-bank.net/tool/nenkin/?start=60&death=80

　60才に繰上げ受給したこともあり所得が少ないので税金は0円ですが、社会保険料はそれなりにかかります。特に65才～74才までの負担が大きく、それだけ手取額が減ります。

　65才～74才は「国民健康保険料＋介護保険料」の組合せであり、この中でも介護保険料の負担が重くなります。下記の通り「詳細を確認」をクリックすることで、社会保険料や税金の内訳や計算過程を確認することが可能です。

　ただし、住民税非課税等の諸要件を満たす場合、介護保険料の軽減措置があるので、あくまでも目安として考えていただければ幸いです。

　なお、扶養控除など各種控除や給与所得など各種所得を入力することで、より現実的なシミュレーション結果が得られる可能性はありますが、入力項目は従来通り3つだけ（年齢・性別・年金見込額）としました。先のことはよく分からないですし、目安となる手取額が把握できれば十分だと判断した次第です。

　ご利用いただければ幸いです。

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