マイナンバーカードと健康保険証を2024年秋に一体化して現行の健康保険証を廃止

　
　河野太郎デジタル担当大臣が、マイナンバーカードと健康保険証の一体化に関する記者会見を10/13に行いました。

河野大臣記者会見（令和4年10月13日）｜デジタル庁
www.digital.go.jp/news/minister-221013-01/


　記者会見要旨は以下の通りです。

• マイナンバーカードと健康保険証との一体化（2024年秋に健康保険証廃止を目指す）
• 健康保険証との一体化に関する環境整備・周知徹底

　マイナンバーカードと健康保険証の一体化については、2022年6月7日に閣議決定がされていますが、とあるように、明確だったのは「2024年度中の保険証発行の選択制の導入」だけです。

　「保険証の原則廃止」については時期を明確化されていなかったので、今回の「2024年秋に健康保険証廃止を目指す」という記者会見は閣議決定から大きく踏み込んだことになります。
www.digital.go.jp/policies/priority-policy-prog...

　また、マイナンバーカード健康保険証については、保険医療機関や薬局だけでなく、以下についても対応するための補正予算を要求するとのことです。

• 訪問診療
• あんま
• 鍼灸

　そのためには健康保険証との一体化に関する環境整備や周知徹底が必要となることについて記者会見で言及されており、主に下記省庁が連携作業をするとのことです。

• 厚生労働省
• デジタル庁
• 総務省

　マイナンバーカードと健康保険証の一体化について自分は賛成派です。明らかに利便性が高まりますし、行政効率も向上するので無駄の削減が期待できます。個人情報うんぬんについては、スマホに個人情報を蓄積していることもあり全く気になりません。スマホメーカーや通信会社、Google、Dropbox等に、重要かつ大量の個人情報を預けているので、今さら個人情報に関して騒ぐのは気恥ずかしいというのが正直なところです。

　ただ、スマホを利用していない人や、スマホを利用していても重要な個人情報を預けていない人などが、マイナンバーカードと健康保険証を一体化した際、個人情報の取り扱いについて不安に思うのは理解できますし、そこら辺は周知徹底すべきだと思います。
　
※マイナンバーカードがAndroidスマホに2023年5月11日より対応（iPhoneは未定）などへ続く

【追記あり】マイナンバーカードを健康保険証として利用する6つのメリット･4つのデメリット

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