所得税の延納を利用してダブルで得する-2
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おすすめのクレジットカードを確認しました。所得税延納にかかる利子税の最適化ソフトを更新
利子税の割合を最新データに更新しました。加算税・延滞税の計算を更新
延滞税の割合を最新データに更新しました。「最速資産運用」運営者より:
2018年も2月になったところで、遅ればせながら延滞税や利子税の割合について確認しました。延滞税は2017年の2.7%から2.6%に、利子税は2017年の1.7%から1.6%に、それぞれ0.1%ずつダウンしています。延滞税の割合|国税庁
www.nta.go.jp/tetsuzuki/nofu-sho...

と言う訳で、加算税・延滞税の計算と所得税延納にかかる利子税の最適化ソフトについて、延滞税率と利子税率を更新しました。
その結果、所得税延納にかかる利子税の最適額に変動が生じました。
国税を延納する場合、延納期間に応じて利子税(2018年は1.6%)がかかるのですが、所得税であれば延納届出額を299,000円以下にすることで利子税をゼロにすることが可能です。
以下、2018年と2017年の比較です。
2018年(*2017年分の所得税確定申告)において利子税がかからない延納届出額の上限は299,000円です。
①延納届出額:299,000円→290,000円 (*利子税の計算では1万円未満切捨て。国税通則法第118条第3項)
②計算式:290,000円×利子税率1.6%÷365日×77日間=978円
③利子税:0円 (*1,000円未満切捨て。国税通則法第119条第4項)※延滞期間:77日間 *2018/3/16(金)~2018/5/31(木)
2017年(*2016年分の所得税確定申告)において利子税がかからない延納届出額の上限は279,000円です。
①延納届出額:279,000円→270,000円 (*利子税の計算では1万円未満切捨て。国税通則法第118条第3項)
②計算式:270,000円×利子税率1.7%÷365日×77日間=968円
③利子税:0円 (*1,000円未満切捨て。国税通則法第119条第4項)※延滞期間:77日間 *2017/3/16(木)~2017/5/31(水)
所得税における利子税がかからない延納届出額の上限は、2017年の279,000円から2万円増え、299,000円となりました。利子税がわずか0.1%変動するだけで2万円も増加するのですね。
所得税の延納とは?
所得税の納期限(3/15。振替納税の場合は4/20)までに、納税額の50%以上を納付すれば、残りの税額の納付を5/31まで延長することが可能です。例えば、所得税の納税額が10万円の場合、3/15までに5万円以上納付すれば、残りの5万円については5/31までに納付すればOKです。所得税の確定申告書の指定欄に必要事項を記入するだけなので非常に手軽です。詳しくは、姉妹サイト「最速節税対策」の下記コンテンツをご確認ください。
- 所得税の延納(利子税)で節税
- 最速節税対策 saving.ma-bank.net
- 所得税の延納について。利子税の納付方法や利子税をゼロにする方法、注意点など。利子税を必要経費として節税
この所得税の延納を最大限活用して、得する方法について検討してみます。
所得税の延納でダブルで得する
延納届出額を最大299,000円以下に調整することで、利子税を支払うことなく、所得税の納税時期を3/15から5/31まで先送りすることができます。期間にすると77日間です。この場合の具体的なメリットは以下の2つです。
クレジットカード納付で得する
まずはクレジットカード納付についてですが、以下の2つの方法が考えられます。- 「国税クレジットカードお支払サイト」の利用
- 「クレジットカード+nanaco」の利用
A. 「国税クレジットカードお支払サイト」(+1.18%)
メリットは以下の通りですが、- インターネット上で24時間365日いつでも簡単に納付できる。
- 納付額の上限がクレジットカード枠。
- 手数料0.82%が必要。
- クレジットカードによっては国税支払いがポイント対象外となる可能性がある。
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おすすめの資産運用記事
2018/01/15更新
B. 「クレジットカード+nanaco」(+1.2%)
メリットは以下の通りですが、- 手数料がかからない。
- 納付額の上限5万円(工夫すればアップすることも可能)。
- nanacoへクレジットカードチャージした上でセブンイレブンで支払う必要がある。
- nanacoチャージでポイントが付与される高還元率クレジットカードが少ない。
リクルートカード
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C. お勧め方法はどちら?
「クレジットカード+nanaco」は手間がかかる上に高還元率クレジットカードが限定されるので、個人的にはLINE Payで「国税クレジットカードお支払サイト」を利用することをお勧めします。ただ、LINE Payはプリペイドカードなので、クレジットカードと異なり更に支払いを先送りすることができないなどの注意点もあります。なお、延納額がさほど多くなく、手間をかけるのが苦にならないという人は、リクルートカードで「クレジットカード+nanaco」(還元率1.2%)を利用することをお勧めします。還元率的には、LINE Payで「国税クレジットカードお支払サイト」(還元率1.18%)とほぼ同一ですが、手数料を支払う必要がないのはメリットと言えます。
約30万円を資産運用(77日間)
さて、次は資産運用です。利子税不要の延納額は299,000円(約30万円)が最大値です。この約30万円を77日間でどれぐらい増やせるのでしょうか。比較的安全な短期間の資産運用方法(ノーリスク・ローリスク)についてシミュレーションしてみました。
A. 普通預金で資産運用(+0.016%)
まずはノーリスクの資産運用です。普通預金・定期預金(1ヶ月以内)金利比較ランキングでは、30万円預け入れた場合の1位が、楽天銀行「マネーブリッジ優遇金利普通預金」等の年0.1%なので、リターンは50円となります。
- 50円=30万円×0.1%÷365日×77日×0.79685
B. FXスワップサヤ取りで資産運用(+0.49%)
次にローリスクの資産運用です。FXのスワップサヤ取りが有力な選択肢となりますが、資産運用期間が短いので為替コストが安い米ドル/円で考えてみます。FX両建てスワップ裁定取引計算ソフトで計算すると、米ドル/円の売買ポジションを15万円ずつ77日間保有した場合の想定損益は1,483円となります。レバレッジは各7.33倍としています。
- 1,483円=買い4,208円-売り2,725円
ma-bank.net/tool/fxswap/?val=150...
ただし、FXのスワップポイントは日々変動するので、必ずしも計算通りに収益が上がる訳ではありません。また、FXのリスクを理解していない人にはお勧めできません。
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2017/04/21更新
C.「外貨預金10%+FX売り」で資産運用(+0.8%)
ジャパンネット銀行の米ドル外貨預金10%キャンペーン(3/31まで)とFX売りポジションとの組み合わせはどうでしょうか。外貨預金FX損益分岐チェッカーで計算すると、米ドル外貨預金(年10%。2ヶ月もの)を25万円預け、同量の米ドルをFXの売りポジションで保有した場合の想定損益は2,405円となります。FX売りのレバレッジは5倍(入金額5万円)としています。- 2,405円=外貨預金3,044円-FX売り639円
ma-bank.net/tool/fxdep/?val=25&p...
ただし、FXの売スワップポイントは日々変動するので、必ずしも計算通りに収益が上がる訳ではありません。また、外貨預金とFXのリスクを理解していない人には絶対にお勧めできません。
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D. 国内債券型の投資信託で資産運用(+0.26%)
国内債券型の投資信託であれば年1.58%前後の収益が期待できるので、税引後のリターンは796円となります。ただし、ローリスクとは言え、マイナスになるリスクがあるので今回のようなケースには向いていません。- 796円=30万円×1.58%÷365日×77日×0.79685
ma-bank.net/tool/return/?val=30&...
所得税の延納をダブルで得する方法まとめ
約30万円を無利子で延納する場合、以下の組合せが最も得をすることになります。 なんと5,940円(=30万円×(1.18%+0.8%))も得することになります。延納が10万円ならば約2,000円、5万円ならば約1,000円のリターンです。昨今の預金利息を考えると悪くない数字だと思います。とは言え、所得税の口座振替を利用している場合はクレジットカードの利用ができませんし、「外貨預金10%+FX売り」については投資初心者にとっては非常にハードルが高いと思われます。そもそも所得税を確定申告する必要のない人や、確定申告で還付を受ける人には関係ない話ではありますし。
所得税の納付を最大限活用することで、このような資産運用方法も可能となります。源泉徴収される額が少ない人ほどメリットが大きくなる可能性が高まりますね。
※所得税の延納で徹底的に得をする方法-1(延納届出や納税方法の変更等)へ続く。
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