大人の小遣い月4万円は妥当なのか

2018年サラリーマンのお小遣い調査：

　新生銀行は「2018年サラリーマンのお小遣い調査」結果について6/28に公表しています。男性会社員の小遣い平均額は月39,836円（約4万円）となり、前年の月37,428円から2,000円以上増加しました。
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　アンケート調査は20代～50代の男女2,713人を対象に実施されました。正社員だけでなく、パートやアルバイトも含まれます。
　

月平均の小遣い

　年代別に見ていくと、20代が多く、男女共に月4万円を超えています。独身が多いからだと思われますが、特に男性が前年より大幅に増えていることが目をひきます。

年代	男	女
20代	42,018円	41,826円
30代	36,146円	32,835円
40代	37,073円	32,211円
50代	44,017円	32,515円
全体	36,836円	34,854円

昼食代の平均

　男性会社員の昼食代は平均570円となっています（弁当持参時を除く）。男女/年代による違いはありますが、昼食代の平均額は概ね540円～630円におさまります。

年代	男	女
20代	541円	559円
30代	592円	585円
40代	610円	630円
50代	538円	571円
全体	570円	586円

　なお、弁当は33.1％（女性は51.7％）となりました。
　

1ヶ月の飲み回数/飲み代

　男性会社員の1ヶ月あたり外で飲む回数は平均2.3回、飲み代は平均12,506円となりました。1回あたりの飲み代は平均5,410円です。

年代	男		女
20代	2.3回	13,041円	2.4回	11,073円
30代	2.0回	9,447円	2.0回	7,472円
40代	2.2回	11,741円	1.9回	8,810円
50代	2.8回	16,428円	2.4回	10,847円
全体	2.3回	12,506円	2.2回	9,485円

　ちなみに自宅で飲む回数は平均12.6回と多いですが、1回あたりの飲み代は平均2,679円と少なくなっています。
　

お小遣いの使い道

　お小遣いの使い道ですが、男性の場合、必要不可欠なものの上位5項目は以下の通りです。昼食代が飛び抜けて高くなりました。

1. 昼食代　43.2％（月10,383円）
2. 携帯電話代　24.3％（月7,211円）
3. 嗜好品代　21.2％（月8,983円）
4. 飲み代　19.8％（月13,037円）
5. 趣味の費用　18.4％（月12,246円）

　女性は以下の通りです。携帯電話代と昼食代、身だしなみ費用が高くなっています。

1. 携帯電話代　35.5％（月7,134円）
2. 昼食代　34.9％（月8,184円）
3. 身だしなみ費用　31.9％（月7,405円）
4. ファッション費用　19.5％（月11,486円）
5. 趣味の費用　15.9％（月11,338円）

　

大人の小遣い月4万円は妥当なのか

　1ヶ月あたり30日だとすると、1日あたり1,333円（≒4万円÷30日）となります。小遣いでどこまでやり繰りするかによりますが、昼食代や飲み代、趣味の費用以外に、携帯電話代や身だしなみ費用などを含めるのであれば、月4万円という金額は決して多くないでしょう。

　小遣いの使い方として、どの支出を優先し、どの支出を削るかは人それぞれです。ただ、家計が苦しいからと言って、小遣いの金額自体を減らすのは可能な限りやめた方がいいと思います。小遣いが少なすぎると、何のために働くのかモチベーションが上がりにくくなるからです。もちろん、小遣いを全て使い切らず、結果的に貯蓄に回すということであれば問題ありません。

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